25年度芝中学 志願者動向と偏差値、併願校
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・芝中学の志願者動向
・芝中学の実質倍率と合格者数
・偏差値で芝中学合格を占う
・芝中学合格への併願作戦
芝中学の志願者動向
21年から1日の1回目入試が4年連続志願者増の芝中学。男子校の中でも五指に入る人気校です。
毎年30数名ずつ増と静かな人気なのですが、25年度もその傾向は継続気配です。
直近5年の志願者平均は529.6人。23年が564人、24年に600人と最近は平均を大きく上回っており、25年も600人以上が見込まれます。
2月入試がヤマを越えた4日に2回目入試がありますが、こちらの志願者は隔年現象で推移しています。
2回目は他校の合格状況によって変わるため、予想は立てにくいのですが、24年より若干多い1200人以上の出願が見込まれます。
ただ、3分の1程度が欠席するので、1回目入試より200人くらい多い程度の受験回になります。
芝中学の実質倍率と合格者数
芝中学の2月1日第1回入試(募集定員150人 サピックスOP合格可能性80%偏差値49、四谷大塚合不合判定模試Aライン偏差値60)の合格者数、実質倍率は例年とても安定しています。
年度によって大きな変化はなく、直近5年間の合格者平均は189.8人、倍率2.5倍です。
20年度から24年度の合格者数は一番少ない時で187人(21年)、多い時で193人(22、23年)と、この範囲内で推移しています。
倍率も22年から24年まで3年連続2.5倍。20年も2.3倍、21年2.4倍とほとんど変わりません。
多少の凸凹はあっても、25年度入試も例年と変わらない合格者数、倍率になる確率はかなり高いです。
4日の2回目 (募集定員130人 サピ57、四谷63) は第1回ほど「安定入試」とはいきませんが、4日の入試機会にしては毎年ある程度「計算できる」入試になっています。
倍率はここ3年続けて2.7倍、5年間の合格者平均275.8人です。
男子御三家のほか駒場東邦残念組や海城、早稲田の2回目合格発表待ちの子らが受験してくるため、合格者数も募集の倍出しますが、難易度はかなり高くなります。
1回目の入試で芝の合格がかなわず、2回目入試で合格する割合は30%強と結構高いです。
芝熱望なら一度蹴られても再アタックです。
偏差値で芝中学合格を占う
人気の芝中学は「あきらめきれない」熱望組が偏差値が届いていなくても果敢に攻めてくるケースが多いです。
偏差値40台前半など「特攻」といわれても仕方のない子も目立ちますが、結果は目に見えています。
何とか合格しているレベルは四谷の偏差値なら最低でも52、53は必要。それでもその偏差値帯で受かるケースは10人に1人程度です。
Aラインに届いている子の「まさかの不合格」はほとんどなく、不合格者はCライン(56)あたりから出始めます・
第2回は偏差値もさることながら「気力勝負」の側面がかなりのウエートを占めます。
偏差値の個人アベレージが53で合格する男子もいれば、アベレージ67でダメだった子もいます。
芝にどうしても…なら、他校と同じく「1回目必勝」を期して臨みます。
芝中学合格への併願作戦
芝の1回目入試の合格発表は当日夜。万が一の場合を考えて、4日の2回目の「決戦」に心置きなく挑めるよう、布石を打ちます。
1日午後入試は東京都市大付属②I類(四谷Aライン57)や獨協②(54)などの受験候補がありますが、2日から仕切り直しでもOKです。
2日は巣鴨②、明大中野①(いずれも58)、立教池袋①、世田谷学園②、城北②(いずれも57)、高輪B(56)、学習院中等科①(55)など、候補には事欠かないのですが、絞り込みが大変です。
ここで納得のいく合格をとり、3日は休養。4日に備えます。
1月の前受けは大宮開成①、開智①(いずれも10日、53)栄東A難関大(11日、57)、開智所沢特待A(11日、56)などが埼玉受験の候補。
千葉は試験の間隔が開き過ぎないように、20日専大松戸①(54)、麗澤②AE(25日、51)、芝浦工大柏②(27日、56)など、所々にスケジュールを入れるプランも良しです。
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