25年鴎友学園女子 志願者動向と偏差値、併願校

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・鷗友学園女子の志願者動向
・鷗友女子の実質倍率と合格者数
・偏差値で鴎友女子の合格を占う
・鷗友学園女子合格への併願作戦

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鷗友学園女子の志願者動向

鷗友学園女子(東京都世田谷区宮坂)は、近年人気が高く、第1志望に掲げる女子が目立ちます

前校長が「幕の内弁当のような学校」と形容したように、たくさんのおかず(学び)が入っていて、そのどれにも栄養満点。

その言葉通り進学実績だけでなく、「班」と呼ぶ部活動なども充実しています。

人気だけでなく、難易度も徐々に高くなり1日午前の合格可能性80%偏差値はサピックスオープンで「53」。四谷大塚の合不合判定模試Aラインは「62」。

コロナ禍前の「59」(20年)より3ポイントもアップしています。

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「入りたいけど難しい」というイメージの鴎友は、ここ3年続けて第1回入試の出願者数がダウンしています。

24年の出願者数518人。21年の618人と比べて約100人減(16%減)となりました。

ただ、合格の実質倍率がやや緩くなったこともあり、25年は4年ぶりに出願者増の可能性が高くなりそうです。

3日の第2回(サピOP59、四谷65)は、昨年3年ぶりに出願者減に転じましたが、コロナ前から比べると増加傾向です。

2回目入試とあって厳しい倍率でしたが、1回目同様、24年は緩和されたため、こちらも出願者増が想像できます。

鷗友女子の実質倍率と合格者数

鴎友学園女子第1回入試の合格者数はここ3年200人前後で落ち着いています

募集定員180人ですから、合格を乱発する学校ではありません。

合格したら即入学手続きの「歩留まり」の良さが背景にあるため、募集定員に少々「色を付ける」程度の合格者数で済みます。

5年前はプラス3割くらいでしたから、熱望組が1日に集中しているのがよくわかります。

倍率は23年まで5年以上上昇が続いていましたが、24年は前年の2.8倍から2.5倍へと変わりました。

25年入試も2.5倍程度と予測できます。

合格者数も200人前後と変わらず、受験者数の影響をほとんど受けない様相です。

1回目の合格者歩留まりで2回目の合格指、倍率は決まりますが、募集定員40人に対し2.5倍程度の100人前後に合格証を出します。

20年から24年までの第2回合格者数平均は101.3人。ところが24年は138人と「大盛り」でした。1回目の歩留まりが予想を下回ったのでしょう。

ただ、ちょっとサービスしすぎた感があり、入学者数は256人と、定員より15%程度多くなりました。

クラスは6組と例年通りでしたが、1クラスが通常より6人多い、やや窮屈な教室になったかもしれません。

2回目の倍率は24年こそ3.3倍だったものの、4.8倍から5.0倍がここ数年の「相場」になっています。

偏差値で鴎友女子の合格を占う

鴎友の受験生は年々レベルは上がっており、「合格確実圏」のいわゆる「鉄板」の偏差値は65以上です。

四谷Aラインは偏差値62ですが、不合格者数も相当数出ています

逆に模試の平均偏差値が58前後でも合格する受験生が毎年出ています

最後の模試が終わって2月1日の入試当日までに約1カ月半から2カ月あります。

この間の勉強次第で「鉄板(合格確実圏)」と「特攻(不合格確実圏)」以外は「入れ替え」が激しく起こります。

過去問を通して、時間配分、解く問題の順序、後回しにする問題などを十二分に研究した受験生がいる一方で、詰めの甘かった受験生(復習不徹底、ミスを仕方がないで報知するなど)は、立ち位置が逆転します。

3日の第2回は女子御三家残念組や鴎友再チャレンジ組がしのぎを削ります。

四谷偏差値でAラインが3ポイント上昇しているとあって、合格者の持ち偏差値は皆高いです。

せめてCライン(合格可能性50%)の「61」くらいに位置していないと辛い入試です。

1回目に振られ、2回目鴎友再トライの合格率は2割強。もともと力があったのにもかかわらず…という子が合格している傾向です。

鷗友学園女子合格への併願作戦

1日の1回目の合格発表が2日の鴎友。万が一に備え、1日午後か2日午前に1つ合格を取っておくのがセオリーです。

1日午後で人気なのは同じ小田急線「経堂」駅で、鴎友へ向かう反対側の出口から徒歩で行ける恵泉女学園の1回目午後入試(四谷Aライン54)です。

学力的にも移動のしやすさでも、自由な校風にしてもベストな併願校とみられます。

鴎友併願組の8割以上が合格をもらっているのも受けやすい要因になります。

別の選択としては山脇学園の算数あるいは国語1科入試(58)、神奈川方面からの受験生は神奈川大附属①午後(60)のパターンも考えられます。

1日午後校に合格して進学意志があるなら2日は休養日。鴎友1回目が合格なら受験終了です。

1日午後ではなく、2日午前に1つ合格を、なら大妻②(56)を受験するケースが多いです。

3日の入試は学力以上に精神的に辛い入試です。

熱望なら2度目もあると思わず、1回目で仕留めます。

前受けは埼玉の場合、鴎友と同レベルの浦和明の星(65)で腕試しより、栄東A難関大(60)、淑徳与野(58)などを確実に取り、千葉入試で国府台女子学院(52)を経て、1日の大一番に臨みます。

緊張をほぐすためにも地方校の首都圏会場入試を使うのも良いでしょう。

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