中学受験 2月に生かす「試験会場」でのあれこれ
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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・「余裕」が全ての流れを良くする
・「ここに何をしに来たのか」
・厳禁!「友だちとの答え合わせ」
・ティッシュペーパーが威力を発揮
「余裕」が全ての流れを良くする
1月10日解禁の埼玉入試で1回あるいは複数回の「本番」を経験したことで、各家庭では何かしらの「教訓」を得たと思います。
実際に入試を経験してみて、頭の中で想定していたこととは「違った」ことをこの後の千葉入試、2月の東京・神奈川入試に生かします。
「試験会場(学校)への道のり」については、十人十色、さまざまな経験をしたのではないでしょうか。
「思ったほど混雑せずにスムーズだった」
「駅の改札まで長蛇の列、出てからも人、人、人で学校へ着くまでに想定の倍近くかかった」
「電車の中の混雑で子どもの具合が悪くなった」
「学校へのバスが混雑して、20分以上かけて歩いた」
など「想定外」はいたるところであったようです。
集合時間、試験開始時間から逆算して「ちょうどいい」時間に最寄り駅に到着するより、「かなり余裕をもって到着」した方が全ての流れをスムーズにするというのが、総じて言えることです。
早めに到着しても試験会場は開門していることが多く、一時控室や学校によっては到着順に教室(会場)に入れてくれます。
今のところ天候にも恵まれ、大きな鉄道トラブルもないようですが、こればっかりは分かりません。
入試前に親子で「気持ちのゆとり」を持つためにも、「ちょっと早いかな」くらいで「ちょうどいい」のです。
付き添いの親御さんは控室がない場合、「時間の潰し方」が大変かもしれませんが、主役の受験生がストレスなく席に着ければ良しとします。
ただ、親御さんも「長丁場」の戦いで壊れるわけにはいきません。
学校控室に残る場合は防寒対策と軽い飲食の用意を、離れる場合は試験終了までの「居場所」を十分に想定します。
中学受験は「出たとこ勝負」はNG。「十分すぎる準備」で「ちょうどいい」のです。
「ここに何をしに来たのか」
入試会場となる教室に入ってみないと分からないのが、前後左右、あるいは教室内の受験生です。
試験前から落ち着きがない、同じ塾の仲間と騒いでいる、果ては追いかけっこまでして遊んでいる…受験生とは思えない緊張感のない子もいます。
監督の先生が来てからも「試験を受ける態勢になっていない」子さえいます。
くれぐれも同じような行動をとらないように、です。
「ここに何をしに来たのか」を考えます。
落ち着かないまま入試を受けても、結果は見えています。
試験開始からうまく「乗れない」、「何かしっくりこない」はミスを誘発します。
厳禁!「友達との答え合わせ」
同じ塾や小学校の子がいても決してしてはいけないのが、試験終了後の「友達との答え合わせ」です。
答え合わせをしても点数が変わるわけでもありません。
ミスや間違いが見つかりかえって動揺することになると、流れが悪くなります。
それよりも気持ちを切り替えて次へ進みます。
この「切り替え」が上手にできるかどうかでも、入試結果は違ってきます。
「外野(周り)に気持ちを左右されないように。終わったら次の科目のことを考えよう」。
入試前、校舎入り口での別れ際、親御さんが子どもにアドバイスを送るとすれば、こんな言葉もありです。
効き目、結構あります。
ティッシュペーパーが威力を発揮
最後はレアケースかもしれません。
もしかしたら受験生は「ティッシュペーパーがあったら…」と思ったことはなかったでしょうか。
ティッシュペーパー は「机のがたつき」があった場合、威力を発揮します。
入試会場では時折、机の脚のバランスが悪いものがあって、力のかけ具合でガタガタ動いてしまいます。
あまりいい机でない場合は、脚の下にティッシュを何枚か折りたたんで挟み込みます。
がたつきが解消されます。椅子も気になるようなら同じようにします。
気の利く学校は、そのあたりのチェックを試験会場設営の際に行って、机やいすをチェンジしますが、すべての学校が…というわけではありません。
監督の先生に申し出ても解決しないことが多々あります。コンディションを自ら整えるのも「入試」のうちです。
がたつきだけでなく、急に鼻水が…なんてこともあるので、少々多めに持っていると、思わぬことで役立ちます。
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