中学受験 会場に持ち込む「お守りノート」「自信」

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・「お守りノート」は得意を並べる
・努力の跡とかけてきた時間の重み
・「80%」と「嬉しかったひと言」
・本番直前に「気持ち」を上げる

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「お守りノート」は得意を並べる

受験当日に「お守り」として持っていくものとして「塾のテキスト」という受験生が結構います。

ただ、何冊ものテキストを4教科分持ち込むわけにはいきません。

なので、もう一度目を通したいところを絞り込み、 コピーしてノートに貼り付けるか、自分でまとめたものを1冊にして、オリジナルの「お守り」にします。

欲張らず、確認したいところを1科目5テーマ程度、優先順位をつけて絞り込みます。

選ぶテーマは苦手なところをピックアップするのも手ですが、見ているうちに分からないことが出てきたり、不安がよぎる可能性大です。

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ある程度「得意」「理解している」ものを並べる方が得策です。

傾向がはっきりしている受験校ならば、それに特化したノートも良いかもしれません。

入試直前に目を通す「お守り」ノートの目的は、最後まで苦手を追い続けることではなく「自信を持って入試に臨む」ためです。

本番直前に自分を追い込む必要はなく、「いける」という手応えを感じて臨んだ方が入試で力を十分発揮できます。

努力の跡とかけてきた時間の重み

「お守り」は普段の勉強で使い込んできた市販の参考書などでも構いません。

中身がどうこうより、愛用してきたものならば十分「お守り」になるからです。

参考書をめくるたびに、「私はこんなに頑張ってきたんだ」という、努力の跡とかけてきた時間を思い出すだけで気分は前向き、勇気が湧いてきます。

理社を中心に短答式の問題がメインの学校なら「コアプラス」(サピックス小学部)、「メモリーチェック」(日能研教務部)などの、一問一答式の本も良いでしょう。

テンポよく答えながら、無駄なことを考えず試験開始の時間を迎えるというのも1つの過ごし方です。

不安になりがちな試験前に雑念を払い集中できれば、良好な精神状態で試験に臨むことができます。

理社は直前に読んでいた単元が出題されたということもよくあるので、「ラッキー」のおまけが付けば勢いがつきます

「80%」と「嬉しかったひと言」

教材でなくても「お守り」になります。

模試の成績表です。

志望校の「合格可能性80%」が印字された成績表や自己ベストの偏差値を記録した回のものをもう一度見つめて「勝てる 合格する」と確信した状態で入試に臨みます。

良かった時の結果にしがみついているだけでは意味はありませんが、「やるだけのことをやった」という自覚があるのなら、後は気持ちの問題だけです。

「合格できるイメージ」が湧き、前向きになれるのなら、それも「有効な作戦」です。大いに活用します。

塾の先生に褒められた言葉が書いてあるノートやテキストも「あり」です。

12歳の受験は「叱咤激励」や「気合」より「嬉しかったひと言」やコメントを胸に挑んだ方が計り知れないパワーを発揮します。

本番直前に「気持ち」上げる

「それでは始めてください」。

試験監督の先生がそう言った瞬間、受験生がどういう気持ちになっているかで、その入試の「流れ」が出来上がります。

多少の胸の高鳴りはあるものの、徐々に無心になって目の前の問題に入っていければ、最初のハードルを飛び越えたことになります。

問題全体にさっと目を通し、どこから手を付けるかの「組み立て」を最初の30秒から1分でします。

入試は「前から順番に解く」必要はなく、時間内に点が取れるところから順番に積み重ねていくのが「合格の鉄則」です。

難しい問題に、手を焼く問題にぶつかっても、勇気をもって「後回し」です。

先を急ぐあまり雑になるより、答えを書いた後、一瞬止まって問題用紙と解答欄の双方を指でさして確認します。

算数の計算の「転記ミス」や雑に書いた計算符号や数字の再確認ができます。

解答欄の「場所間違い」も避けることにつながります。

できないこと、苦手があることを不安に思うより、「こんなにできることがある」と、入試の最中に実感できれば、最後まで手を抜かない限り合格を手にすることができます

そんな状態になるためにも、直前に「気持ち」を上げておくのは大切です。

「お守りノート」とともに試験会場入りをしましょう。

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