中学受験 春期講習の「抜け」は後々響く

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・侮れない春期講習
・映像授業でフォローできるのか
・「なんとなく」がたどる道
・受験勉強の流れを変えるは難しい
侮れない春期講習
春期講習の時期が近づいてきました。
受験の「天王山」といわれる夏期講習、受験生にとっては「追い込み」と位置付けられる冬期講習と比べて「影が薄い」春期講習ですが、実はとても重要な期間になります。
10日程度の期間ですが、大手進学塾の場合、通常の授業の一部としてカリキュラムに組み込まれていることが多いため、欠席、不参加だと「抜け」の単元が生じることになります。
大学受験ならカリキュラムを全てこなさなくても、自力でできることも多いので何ら問題はありません。
しかし、中学受験の「抜け」が生じると、後から自力でカバーした場合、通常の授業を受けて復習をするより、3倍以上の負担になります。
この「寄り道」は、夏期講習やその後の秋以降の受験勉強の流れを確実に悪くします。
春季講習、短期間ですが侮れません。
映像授業でフォローできるのか
4、5年生の親御さんは「これから遊べなくなるから、家族旅行でも」と計画しているかもしれません。
最近は各大手・中堅塾では復習用に映像授業も用意されていることから、休んでも何とかなると考えがちです。
しかし、それは「最悪の場合の最低限」の話です。
1,2回の欠席の場合は、動画での「補てん」もありですが、それが講習というそれなりの長さになると、よほど集中力とやる気がない限りきっちりやり切るのは厳しいです。
映像授業は自分で前向きに1つでも多くの「収穫」を得ようとする姿勢がないと、「ただ流れているだけ」の状態で「勉強したよ」で終わる子が普通です。
親御さんが伴走して、理解度をチェックしたり、塾の先生に細部や分からないところを質問しに行くなら、ですが、集中力、やる気ともいま一つの子の場合は、授業に出る方がまだ何か「土産」を持ち帰る可能性が高いです。
「なんとなく」がたどる道
春期講習は新学年の学習リズムをつかむ上でも「助走期間」になります。
ここを「なんとなく」過ごしてしまうと、おそらく7月中旬までの1学期、夏期講習以降も「なんとなく」の日々になります。
続く夏期講習で頑張ろうという気持ちはあっても、春からの勉強の積み重ねが不足している「ツケ」は意外と響き、「頑張り」がききません。
夏期講習も初日、2日目くらいで挫折してしまいます。
1学期の勉強が「なんとなく」のため、知識、思考の「抜け」が多く、授業内容の消化が不十分になります。
勉強というのは、それまでの「積み重ね」がものを言います。
夏は天王山どころか、「できない」「分からない」がさらに山積し、秋以降「どうにもならない」状態に陥ります。

受験勉強の流れを変えるは難しい
こうなると6年生の場合、過去問演習も後半の追い込みもあったものではなく、そのまま「なんとなく」受験本番へとなる展開です。
「なんとなく」の連鎖は、中学受験で「不完全燃焼」のモヤモヤ感が残る、一番後味の悪い受験につながります。
4,5年生も「後手」に回る展開となり、それが最後まで…となる可能性がぬぐえません。
それだけ受験勉強の流れを変えるのは難しいのです。
春期講習に必修カリキュラムの一部を組み込む塾側の日程ももろ手を挙げて賛成とは言えません。
それでも、そういうロードマップになっている以上、抗うのは得策ではありません。
6年生終盤の特訓授業はものによっては不参加もありですが、春期講習が過去の復習のみでないのなら、参加はマストといえます。

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