中学受験 やる気をなくす親の「ひと言」4選

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なんでこんな問題ができないの?
●●はもっとできてるのに…
志望校合格なんて絶対無理!
・こんなにやってるのに、なんで…

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なんでこんな問題ができないの?

中学受験で「それを言っちゃぁ、おしまいよ」という「ひと言」がいくつかあります。

「なんでこんな問題ができないの?」

中学受験を終えた子に聞くと、親に言われて「一番きつかった」のがこの言葉といいます。

親御さんとしては「できて当然」「ここまでできないはずはない」という感覚や期待があるからこそ出る言葉です。

しかし、子どもにはかなりショックです。

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「自分はダメな人間だ」「親の期待に応えられていない」と強く感じます。

特に真面目な子ほど萎縮してしまい、頭の中は真っ白、ますます「こんな問題」をどうしていいのか分からなくなります。

我が子にぶつけてしまうキツいひと言は一旦のみ込んで「どこでつまずいているのか、一緒に考えてみようか」と声がけすると状況は一変します。

子どもの「解答への道筋」をたどることによって「理解のズレ」や「思考のクセ」などに気づくことができます。

「ここまではできているね」と、決してダメじゃないよ、大丈夫というメッセージをきちんと伝えることもポイント。

ダメじゃないを伝えることで、「きっとできるようになる」、「自分はまだイケる」という自己効力感が湧いてきます

●●はもっとできてるのに…

同じ塾に通う小学校の友達、成績優秀な子、あるいは兄や姉(弟や妹)…。身近にいる子とつい比べてしまう時に出てくる「●●ちゃんはもっとできるのに…」という言葉。

子どもは成績や偏差値のことで知っている人と比較されるのが大嫌いです。

さらに劣等感を助長させるだけでなく、親御さんが自分よりも他人やきょうだいを評価していると強く感じ「どうせ、自分なんか…」と投げやりになります。

「親に期待されていない」と感じると、成績が振るわない以上に深刻です。

「やってもどうにもならない」という気持ちになると、勉強ができないこと以上に浮上が難しくなるからです。

点数が悪い、偏差値が思ったように伸びない、という「数字」はひとまず棚上げします。

「漢字、前回よりできているじゃん」「うん、今回は計算は正確だ」など、どんな些細なことで「進歩したところ」「良かったところ」を親御さんが見つけて、きちんと伝えます。

他人との比較ではなく、「それまでの自分」との比較を軸に子どもを評価します。

同時に次の「小さな目標」をオーダーするのも大切です。

歩みは牛のようですが、「小さな目標のクリア」を積み重ねた子が結局受験本番で最高の結果を残します

志望校合格なんて絶対無理!

「こんなんじゃ志望校合格なんて絶対無理!」

第1志望に見事合格した親御さんでも、受験勉強中は幾度となく子どもにぶつけた言葉です。

模試の結果が悪かった、家庭学習の集中力が続かない、いつになったらやる気を出すのか…そんな子どもの様子に、焦りが募って口走る言葉ですが、結構子どもにはコタえます。

言われなくたって、現状厳しい、甘くないことは当の本人が一番よく知っているからです。

その状況でのひと言は、傷に塩を塗るようなものです。

中学受験は「試験当日まで学力が伸びる」といいます。

神頼みや何もしなくても当日奇跡が起きるのではなく、地道に頑張ってきた子が最後の最後に合格に間に合った、極端なことを言えば「入試当日に花が咲いた」ということです。

現状確かに厳しいのでしょう。

しかし、本音は封印。合格するための道を探ります。

「どの問題なら得点できそう?」「ミスがなかったかどうか点検しよう」と、次に生かせる復習を続けます

こうやって「絶対無理」から「いけるかも」→「いける」に変えて、前に進みます

こんなにやってるのに、なんで…

一生懸命頑張っているのに結果が出ないと、受験生本人だけでなく、親御さんも落ち込みます。

ため息交じりについ子どもの前でつぶやいてしまうのが「こんなにやってるのに、なんで結果が出ないの?」

子ども自身を非難していないように聞こえますが、このフレーズはモチベーションを大きく下げてしまいます。

「頑張ってるのに認めてくれない」「やっても無駄ならやりたくない」と感じると、やる気なんて出ません。

もしかしたら本人や親が思うほどやっていないのかもしれません。

正直勉強の進め方、質量が「甘い」のかもしれません。

ただ、受験勉強で一定の成果が出るまでには時間がかかります

最短でも3カ月、通常はかなり頑張っても半年から1年近くかかります。

勉強に真剣に取り組んで間もないなら「努力継続」です。

時間がある程度経過しているなら「よくここまで頑張ってるね。じゃあ、やり方を少し見直してみようか」とテコ入れするのもありです。

子どもが頑張っている姿勢をまず認め、さらにできることを模索します。

勉強の進め方の見直しには、塾の先生にも加わってもらうのがベスト

子どもは「自分は相手にしてもらっている」と感じ、勉強法見直しも前向きに受け止めることができます。

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