中学受験 国語の記述攻略の近道は「恥をかく」

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最強の勉強法は「アウトプット」
「見てもらうこと」に意味がある
記述力は「経験値」も大切
・「書けない子」のはじめの一歩

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最強の勉強法は「アウトプット」

中学受験において、最も効果的な学習法は「アウトプット」です。

「自分の頭で考えたことを表現する=解答を書く、声に出して説明する、音読する」ということです。

この積み重ねをどれだけしてきたのか――6年生の冬にそれぞれの入学試験で試されるのはまさにこれです。

アウトプットによって、自分の「できること」を確認できるだけでなく、現状「できないこと」も明らかになります。

当然、できない部分を親御さんや塾の先生に指摘されて、いい気分の子はいません。

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しかし「できない」に向き合い、前に進もうと「挑む子」は、少しずつですが確実に志望校合格へ近づきます

逆に「逃げる子」は、自分から志望校合格の可能性を遠ざけてしまうことにつながります。

「見てもらうこと」に意味がある

特にアウトプットの効果が一番現れるのは国語の記述問題です。

ここでは「点数」よりも「挑戦した事実」に価値があります。

たとえ10点中1点でも、その1点は「書いたからこそ得られた成果」です。

親御さんは何よりもまず子どもの「書いた努力」を認めてあげます。

それが0点でも、まずトライした気持ちを汲んであげます。

そして「得点に結びつけるには?」「あと2点取るには?」「半分の点を取るには?」と、一歩ずつ階段を上るように「解答の精度」をアップしていきます。

親御さんや先生のアドバイスも必要ですが、まずは子供自身が「何が必要か」を自力で考えます。

それを踏まえて書きなおし、先生に添削してもらいます。

おそらくすぐに合格点はもらえません。

1点ずつとか、2,3点くらいしか点数をもらえないかもしれません。

国語の記述問題攻略のポイントは自分で書いたものを「見てもらう」ところにあります

何度も突っ返されても、的外れを指摘されて恥をかいても、国語の記述はトライし続けることが攻略への唯一の近道です

黒板に書いた先生の快投を写しても、テキストの模範解答をながめても記述はできるようにはならず「自分で書いて先生に、親御さんに見てもらう」の繰り返しによってしか進歩はありません。

記述力は「経験値」も大切

国語の記述問題では「語彙力」や「主語・述語の整合性」といった知識や文法への理解も必要ですが、それ以上に大切なのが「経験値」です。

たくさん書いて、直して、また書く──この繰り返しをしながら、得点を少しでも多くとるために「どのような要素が必須なのか」「無駄な表現これ」「文末の締め方」などが経験として積み重なっていきます

中学入試では、記述問題に対して部分点を積極的に与える学校が多く、こうした小さな得点の積み重ねが合格を引き寄せます。

これは難関校、中堅校問わず共通の姿勢です。

「書けない子」のはじめの一歩

「どう書いていいか分からない」と訴える子には、まず型にはめた記述練習からスタートするのもありです。

「誰が何をした」「それはなぜか」など、シンプルな構文で一文ずつ作る練習を繰り返します。

最初から完璧な答案は書けなくて当り前。書いて、直して、また書いて──この「必死にもがく経験」が、本番でのしぶとさにつながります

1添、2点差で合否が分かれる入試では、このしぶとさは偏差値とか合格判定よりもものを言います。

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