「すきま時間」で中学受験は成功する
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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・時間確保は「最大の課題」
・塾へ行く前、就寝前、おやつ時に
・通塾時間はウォーミングアップ
・「すきま時間」をゲーム感覚で
時間確保は「最大の課題」
中学受験では「家庭での勉強時間確保」が最大の課題です。
小学校から帰ってきてすぐに、ランドセルと通塾用のバッグを「取り替えた」だけで、塾へ行かなければならない子も珍しくはありません。
お弁当のない塾では、親御さんが自家用車で塾や最寄り駅まで送り、その間に軽食を食べて3時間以上に及ぶ授業に臨む子もいます。
塾から帰ってきても入浴に、小学校の宿題にと追われているうちにもう寝る時間。
「睡眠を削ってでも…」という家庭は意外と少なく、睡眠時間はそれなりに確保されているようですが、そうなると勉強時間が…となります。
効率の良い勉強を模索し続ける親御さんの悩みは尽きません。
塾へ行く前、就寝前、おやつ時に
この悩みを少しでも「緩和」するのが「すきま時間」の有効活用です。
勉強部屋の机に向かって…という時間だけが、家庭学習ではない、と親御さんは認識します。国語の漢字、理科社会の一問一答、計算練習などは、塾に行く前、食事の支度が整う前、就寝前などの5分、10分の「すきま時間」を大いに利用します。
短い時間ゆえに集中力も持続でき、効果は十分期待できます。
漢字や一問一答も本来ならば、書いて覚えたいところですが、簡単なものは見るだけ、読むだけでも可。ただ時間の許す限り、書いて覚えるのが基本線です。リビングなどにメモ用紙、鉛筆などを置いておくとどこでも練習できます。
いちいちテキストを出して…というのが手間になるので、あらかじめ教材をコピーなり、プリントアウトをしておくのが得策です。
塾へ行く前に自宅でおやつや軽食を食べる時間があれば、この数分も使います。
おすすめは理科や社会の資料集をながめることです。
リラックスしてできるように、写真やイラストがふんだんにあるものがベスト。目から入った印象は忘れません。覚えようとしなくていいので、雑誌を見る感覚で。これも入試で必ず役に立ちます。
通塾時間はウォーミングアップ
通塾は電車やバス、あるいは自家用車に乗せてもらって、という子も一定数いるでしょう。
電車やバスで友達と通塾するのも息抜きとしてよいのですが、「これから授業」という時は、独りで塾へ向かい、できるだけ頭の中を勉強のためのウォーミングアップの時間として使います。
例えば理科や社会はテキストの読み込み。何分で降りなければいけないという時間の制約がある中でやると、割と集中して取り組めます。
社会は単元が細かく分かれているので「次の駅までここ」というように区切りやすいです。一問一答より、背景や理由を頭に入れるいい機会ですし、算数を中心に普段は勉強している生徒が多いので、こういう時間に社会のテキストを読むのは「あり」です。
帰り道はちょっとクールダウン。同じ方向へ帰る友だちとおしゃべりも良し、迎えに来た親御さんと塾のことを話すのも良し、ぼやっとするも良しです。長時間塾で勉強してきた脳を休ませます。
「すきま時間」をゲーム感覚で
中学受験は少しでも「気持ち良く」勉強するのが成功の秘訣です。
「すきま時間」まで勉強することが苦にならないよう、親御さんはゲーム感覚で「こんなに短い間、これができた!」という喜びを感じられるような「乗せ方」がポイントになります。親御さんの仕掛け次第で苦行にもゲームにも変わります。
短時間ながら集中した我が子には、テストで良い成績を取った時以上に褒めます。
「すごいね。短い時間にササッと勉強をするってかっこいいね」「パパほめてたよ、時間の使い方がうまいって。ママも見習わなきゃ」…。
何気ない褒め言葉の積み重ねで、子どものスイッチは入ります。受験は「すきま」をうまく使った子が結果を出します。
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