中学受験 地頭は「変えられない」のか?

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地頭が良い子には勝てない?
「つち」をやわらかくする
親の関わりが地頭の「養分」
・「リスキー」な養分もある

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地頭が良い子には勝てない?

「あの子は地頭がいい」

中学受験でよく聞く、成績の良い子の代名詞です。

「地頭」。もともと備わっている能力や素質を指して使われることが多い言葉です。

鍛えても限界があり、もともと「地頭の良い子」にはかなわない――。そうした空気が漂っているのも事実です。

ただ、地頭は変わらないものではなく、学びの姿勢や親御さんの関わり方によって「やわらかくする」ことはできると個人的には思っています。

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地頭がやわらかくなっていけば、停滞していた学習が進み、成績は上昇カーブを描き出します。

「つち」をやわらかくする

地頭の「地」を辞書で引くと、最初に出てくる意味は「つち」です。

「つち」であれば、耕し、養分を与えることで、植物や作物が大きく育つやわらかい、ふかふかな土へと変わっていきます。

意味を考えずに単に用語を覚えたり、算数の解法を丸暗記することは学習というより、作業に近いものです。

作業でテストを乗り切っている子は、一見効率的のようですが、固い土の上に種を置いているだけの状態。なかなか育たないばかりか、放置しておくとどこかへ吹き飛ぶ(忘れる)ことま多々あります。

5年生以降、成績が伸びない子の典型的なパターンがこれです。

一方、頭に入った知識を「これはどういう内容なのか」「なぜそうなるのか」と、土に鍬(くわ)や鋤(すき)を入れるように、掘り起こして=考えながら進む子は、理解が深まり、他の子より一歩前に出ます

この掘り起こしの連続で土がやわらかくなっていくことが、俗にいう「地頭が良い」と言われる状態です。

模試の判定は良かったのに不合格、過去問はできていたのに、どうして…のケースの背景には、それまでたまたま乗り切れていただけで、実は学習の内容が浅く、上辺だけで、頭の中の土を耕しきれていなかった状態で本番を迎えたという部分があったことは確かでしょう。

入試までに地頭が固いままか、やわらかくなっているかは、合否を左右します。

親の関わりが地頭の「養分」

土を耕すのは子ども自身ですが、その土がやわらかくなるためにもう一つ必要なもの=「養分」は、親御さんが与えます。

例えば「興味を持って子どもの話を最後まで聞く」「点数、偏差値などわかりやすい数字だけで判断しない」という姿勢が、地頭をやわらかくする「養分」としてじわじわ浸透します。

地頭のやわらかい子のは「受験そのものを楽しんでいる」という1つの特長が挙げられます。

そうした子どもに共通しているのが「親に何を話しても大丈夫」という安心感がある家庭の雰囲気です。

だからテストの結果が振るわなかったときでも、子どもは隠さず親に話します。親御さんが笑って受け止めてくれるからです。

これだけでも十分栄養が行き届きますが、さらに踏み込む親子もいます。

どこでミスしたのか、どこでつまずいたのかを子どもと一緒に「楽しく」振り返ります。「なぜそう考えたの?」「だってさぁ…」というやり取りが自然に生まれます。子と親との間に安心感、信頼感があるからこそのやり取りです。

土が荒れる前に、親子で課題の積み残しをせず、次につながる「養分」を注入して、コンディションを整える。好循環が生まれるポイントがそこにあります。

親御さんの成績への厳しい評価や言葉が強くなると、子どもはどうしても顔色をうかがうようになります

本当のことを話しにくい雰囲気となり「いい話」を親に伝えようと、点数だけを取りにいく勉強に傾きます

単純に暗記する、解法丸覚えが一番手っ取り早いと考える…。そういう行動に子どもが走るのも理解できます。カンニングや解答の書き換えもそこから派生した行為といえます。

「リスキー」な養分もある

土に養分を与えようとすると、塾のオプション講座や市販教材の導入、家庭教師に個別指導投入など、さまざまな手段が思い浮かびます。

それらがきっかけになることもありますが、ただでさえ厳しい状態の子にさらに負荷をかけてしまう恐れが格段に高くなり、とても危険です。

そこまで追い込まれる前に「知識や学んだことをベースにさらに深掘りする」「何でも話せる雰囲気にする」という状態にしておく=地頭がやわらかい状態にしておけば、慌てずに済みます

受験に関して言えば、元々の頭の良さはそう大きな差になりません。

日々のちょっとした学習姿勢と親御さんの接し方で状況や流れは全く別物になる可能性があります。

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