中学受験 安易に転塾すべきではない最大の理由

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塾に入ればなんとかなる
「転塾マニア」→ミスリード
「積み重ね」が難しい転塾リスク
・一度立ち止まって検証を

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塾に入ればなんとかなる

中学受験は進学塾へ入ったからといって、順調に成績が伸び、誰もが第1志望校に合格、というわけにはいきません。

第1志望合格は3割弱、最近では25%程度と厳しくなっているという見方もあります

最初に狙った学校を受験当日まで追い続け、見事合格、そして進学となるのは2割弱程度でしょう。

そういう現実を知りつつ中学受験に参戦する家庭は驚くほど少ないです。

「進学実績抜群の塾に入れば」「開成に合格した近所の●●ちゃんが通っていた塾だから」「周りがみんな受験するって言うから」など、割と軽い気持ちで中学受験の門を叩き、「塾に入ればなんとかなる」と考えている親御さんは至る所にいます。

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「転塾マニア」→ミスリード

「高い月謝を払っているのに成績が上がらないって、どういうこと?」

順調な上昇カーブを描くと思っていた成績が半年経っても、1年が過ぎても、5年生の夏休みになっても、一向に伸びず、偏差値が30、40台をさまよっていると、非難の矛先は塾の指導に向けられます。

早々に見切りをつけて違う塾へ、という親御さんも一定数います。

例えば、合格実績の良い塾に入塾したものの、子どもの成績が上がらないと「ウチの子には合っていない」と今度は「面倒見が良い」と評判の塾へ移ります。

しかし、転塾して3カ月通っても子どもの成績が伸びるどころか落ちたりすると、次は個別指導塾へ。

そこも先生がコロコロ変わり、落ち着かないとなると、家庭教師派遣会社で「プロ家庭教師」(学生ではない社会人、特に資格はない)をお願いし……。

塾に「丸投げ」で、子どもの学習状況に目を向けないのも問題ありですが、成果を焦って短期間で塾を見限り「次こそは」とそれを繰り返す「転塾マニア」の親御さんも困ったものです。

子どものために良かれと思って、少しでも良い学習環境をと奔走しますが、かえって「消化不良の受験」へとミスリードする危険性が高いからです。

「積み重ね」が難しい転塾リスク

転塾にはメリットも期待できる半面、リスクも伴います。

転塾を重ねる、ということはその都度「また1から始める」ということに等しいからです。

その塾、教室によってカリキュラム(授業内容)、アプローチ(やり方)は違います。

前の塾でいろいろ習ったとしても、基本的には「もう一度初めから」ということになりがちです。

「初めから」ということは、受験の肝となる「学習の積み重ね」が難しくなることを意味します。

簡単に転塾を決断してはならない最大の理由は「学習の積み重ね」に支障をきたし、その後の勉強が後手に回るからです。

1つのところで地道に頑張ってきた子との差は開く一方。未完成のビルをいくつ立てても、機能してなければ意味がないのと同じです。

塾の勉強のペースに慣れ、やり方になじみ、成果が出るまで最低でも3カ月から半年程度はかかります。

その成果を見ないうちに、短期間で結果が出ないから次、を繰り返していると、勉強したことが散漫なまま、受験本番という最悪の展開になります。

一度立ち止まって検証を

先生との相性、友人関係、通塾時間など、勉強以外の面で転塾を考えるのであれば、慎重に検討したうえで致し方ない場合もあります。

一方で「成績が伸びないから」の場合は、今一度立ち止まって、塾ではなく矢印を子ども、親御さんの「自分たち」に向けてみてください。

家庭で授業でやったことを十分復習したか、毎週行われる各科目の小テストを大切にしたか、塾のテキストを十分読み込み、使い込んだか…。

要は塾で勉強したものを、自力でアウトプットするための「自学」をしたかどうか、親御さんは子どもの学習状況の中身を具体的に把握していたかどうかです。

通塾しているだけで、成績がグングン上がり、高偏差値をマークするというのは、まずありません。

この家庭での検証をしないで、「どこかに成績を上げてくれる塾があるはず」というマインドだと「塾難民」になる可能性大です。

転塾によって環境が変わり、伸びるケースはかなりあります。

個人的には推奨派かもしれません。

ただ、安易に点数や成績だけを見て伸びてないと判断するのは本当にリスキーです。

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