中学受験 「一気に」が成績不振を助長する

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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
理想的な勉強計画だけど…
残念な親の「一気に」
18歳と12歳の受験は大きく違う
・我が子に合わせ「カスタマイズ」

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理想的な勉強計画だけど…

最初の10分で計算問題、次に一行問題、そして図形の基礎と応用を、国語は読解問題を50分で2題解き、最後に漢字とことわざ…。

これをやれば成績アップ、偏差値もグンと伸びる、そんな期待感が湧いてくる、理想的な勉強スケジュールです。

しかし、この予定は偏差値65以上の子が、自分でサクサクと進められて初めて達成できるようなメニューです。

紙の上の計算では課題が終わるかもしれませんが、成績不振の子が次から次へと、大人が組み立てた「理想の計画表」通りの大量の勉強を進めることはできません

レベルを全く考慮に入れていないので、計画が初めから破綻し、大量の「積み残し」という学習の「借金」が膨らみ続けていきます。

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このような計画を無理やり進めようとすると、子どもは確実に勉強が嫌いになり、成績は上昇の気配すらみせません。

残念な親の「一気に」

成績が振るわない中学受験生の親御さんが何とかしようとして組み立てる学習計画は、計画自体は「よくできている」ものの、子どもの現状と大きくかけ離れているケースが非常に多いです。

「デキる親」は子どもの学力と相談しながら、量は少なめに、しかもやるべき課題に優先順位をつけて計画を立てます

しかも、何かを覚えたり、問題に取り組む時間はタイトにせず、「予備の時間」と「復習の時間」を多めにとるスケジュールを組みます。

どんなに完璧な計画を立てても、予定通り進まないのが受験勉強です。

特に小学生が挑む中学受験はその傾向がとても強く、余裕のないスケジュールを組むとちょっとしたもたつきや予定外のことで、計画が壊れてしまいます。

また復習の時間を多めに取らないと、勉強で苦戦している子は十分にのみ込めません

インプットの2倍、いやそれ以上復習とアウトプットする時間が必要です。

「早く何とかみんなと同じレベルに」と焦る親御さんは、どうしても「詰め込み」のスケジュールを組んでしまいがちです。

「デキる親」はコツコツ積み重ね、「残念な親」は一気に片付けようとします

この「一気に」が成績不振を助長し、再度計画を立て直して挑んでもまたはね返され、繰り返しているうちに何も得るものがないまま時間だけが過ぎていきます。

18歳と12歳の受験は大きく違う

「受験は気合だ」とばかり、余裕のないギチギチの計画を立てる親御さんの多くは、大学受験での成功体験から来ているケースがとても多いです。

特に努力で一流大学に合格した場合は、自分がとってきた手法に絶対の自信を持っています。

けれど、18歳と12歳の受験は大きく違います

大学受験は半分大人が臨む試験です。

苦手科目があれば進んで自分で何とかしようとしますし、スケジュールも多少無理がききます。

上手に息抜きしながら計画を進めることも可能で、まさに「努力と工夫」で合格を勝ち取ることができます。

しかし、12歳の子に同じことを望むのはまだ難しすぎます。

特に中学受験ができる、という恵まれた環境の中にいる子どもたちに気合いだ!ガッツだ!といったところで、全く伝わらないでしょう。

我が子に合わせ「カスタマイズ」

特にお父さんに多いのですが「俺が受験した頃はもっと勉強した」「俺はこんな問題簡単にできたぞ」と、子どもの前で「ドヤ顔」をしてやる気をなくさせるケースもよく見ます。

中学受験で「使えるお父さん」は、子どもに聞かれた時だけ、助けを求められた時だけ、自分の引き出しをサッと開けて、子どもに的確なアドバイスをするお父さんです。

とても「カッコいい」のです。

親御さんが大学受験で成功したやり方が中学受験でそのまま通用するかは、子どもの性質によっても違ってきます。

我が子を観察、分析して、勉強の進め方、スケジューリングを「カスタマイズ」することが必要です。

アプローチの仕方を工夫するだけで親御さんの貴重な成功体験は我が子に活かせるはずです。

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