中学受験 先生が同じでも差がつく3つの理由

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「わかった」で止まりの子
家庭学習で「自力解答力」養成
疑問を持ち、クリアにする意味
・授業中の板書より大切かも…

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「わかった」で止まりの子

中学受験でも大学受験でも「あの先生の授業はわかりやすい!」と評判の講師がいます。

子どもも授業中に「なるほど!」と大いに納得し、「理解できた、ここは完璧!」となります。

しかし、ここに落とし穴があります。

授業後に復習をせず「授業でわかったから大丈夫」と思い込む子はテストや入試本番で得点につながりません

授業での理解はあくまで一瞬の通過点であり、定着して「自分の力で解ける」状態にはなっていません。

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つまり、教室での「わかった!」を家庭学習で「できる!」に変える「次の一手」を打たないと、どれだけ素晴らしい先生に教わっても成績には結びつきません

家庭学習で「自力解答力」養成

一方で、同じ授業を受けても着実に成績を伸ばす子がいます。

その違いは、家庭での復習にあります。

授業ノートやプリントを見返し、学習内容を整理。あるいは授業中に扱った問題をもう一度解き直します。

さらに類題演習を積み重ね「使える」状態にします。

このサイクルが「自力解答力」を育てます。

授業での「わかった!」は入り口です。

評判の先生の授業を最大限に活かすには「わかった」を「できる」に変えられるかどうか。先生が同じでも差がつく理由の1つがこれです。

疑問を持ち、クリアにする意味

さらにもう一歩進む子は、家庭学習中に「なぜこうなるのか」「他の方法でもできるのか」と、自分なりの疑問を持ちます

ここで踏み込む子は、復習だけの子よりステージが一段上がります

放置すれば典型題はできるかもしれませんが、基礎と基礎の組み合わせ=応用問題は厳しい場面が出てきます。

逆に「わからない」を放置せずに質問できる子は、その問題ができるようになるだけでなく、さまざまな「気づき」という副産物も手にします

中学受験では、知識や解法暗記で得点が取れるのは限定的です。

「なぜそうなるか」を自分で問い直せる姿勢があるかないかは、成績の「壁」を突破できるかどうかのカギになります。

授業中の板書より大切かも…

最後の差は「授業の受け方」です。

できる子ほど、先生が黒板に書かない口頭の補足やコツまでメモしています。

板書はやや適当でも、「実は先生が何を言いたいのか」を感じ取って、発言をメモ書きのようにしてノートに残す。

こうした「授業態度のポイント」の置き所の違いが、のちに大きな差となります。

名講師の授業は、実は「お値段以上」の情報の宝庫。メモを取り、あとで見返すことで、板書の重要事項の補足だったり、深く理解するための「つなぎ」だったりします。

受験の本番で「引き出しの多さ」で救われたり、得点を「拾う」場面が何度かあります。

これが合否を分ける1点、2点差になる、と思えば授業での集中力の差は、大げさに言えば「運命」を分けます。

評判の良い先生に教わっているから、難関校や志望校に合格するわけではありません。

受験は「わかった!」の後が本当の勝負です。

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