偏差値28からの大学附属合格【第1回】「五郎、血迷うたか!?」

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 突然、五郎が「中学受験をする!」と宣言したのは小学5年の7月。マラソンに例えれば、通常の中学受験組がもう10キロ地点を通過しているくらいの時に、ようやく競技場をスタートするようなものです。

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 「五郎、血迷うたか!?」。てっきり地元公立中学へ進むと思っていた両親はあ然とするばかり。けれど、勉強したいという意思を初めて示した愚息の心意気を無駄にするわけにはいきません。「とりあえず塾」と思い物色を始めました。

 そんな時、目に入ったのが四谷大塚の入塾テストを兼ねた組み分けテスト。試験日は日曜日。さっそく申し込んだ次第でした。対策も何もないまま徒手空拳、会場に乗り込みました。

 結果から言いますと、4教科総合の偏差値は「28」。「偏差値って、下はいくつまであるのかなぁ」と思いつつも、中学受験の高い壁を実感せずにはいられませんでした。「これだと、入塾しても勝負にならない」。夫婦の見通しは一致していました。

諦めるならこの夏、全力を尽くしてダメだったらと決意。五郎に対して「偏差値50突破!!夏の親塾教室」の開催を決定。早速入ったばかりのボーナスを軍資金にプロジェクトの第一段階、教材の選定にとりかかりました。

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