【中学受験 参考書こう使う】時事問題を扱ったテキストブック

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・“百花繚乱”の「時事問題本」
・甲乙つけがたい どの「時事問題」本がおすすめ?
・コロナをてこに…新首相は「漢字」か「ひらがなか」
・時事問題、一問一答形式より大切な予想問題
・“ハマる”とちょっと危険な時事問題

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★“百花繚乱”の「時事問題本」
社会を中心に、理科も含めて中学入試で問われるのが「時事問題」です。夏休みの終わりくらいから晩秋、冬期講習などで回を設けて授業をする進学塾もありますが、主流は10月をめどに市販される時事問題を扱った本で勉強することになります。

 「2021年中学入試用サピックス重大ニュース」、「2021年度中学受験用 2020重大ニュース」(日能研ブックス)「ニュース最前線2020」(四谷大塚)など大手進学塾編集のものや、老舗の参考書出版では老舗の学研が出している「2021年入試用重大ニュース 時事問題に強くなる本」(学研ブックス)、新聞社が製作したものも“参戦”。価格1600,1700円程度で時事問題を扱った参考書は“百花繚乱”といったところです。

★甲乙つけがたい どの「時事問題」本がおすすめ?
よく受験生の親御さんから「どの本がおすすめですか」と尋ねられます。正直、どれも工夫が凝らされていて甲乙つけがたいです。新聞社や通信社の協力を得て、写真もふんだんに使われていますし、説明もわかりやすく、問題数にして10問も出題されないことを考えれば、「書店で見て子どもさんが気に入ったものを」と答えることにしています。

 本当にそれぞれよくできているので、どれをとっても遜色ありません。大手進学塾へ通塾されている家庭では、授業で使うこともあるので、その塾が出しているものが必須ですが、参考文献として、練習問題の追加として気に入ったものをもう1冊あってもいいかもしれません。ただ、絶対必要というものではありません

気に入ったものが「おすすめ」です

★コロナをてこに…新首相は「漢字」か「ひらがなか」
 今年は新型コロナウイルスに絡んだ問題が各中学校で出題されるのは明らかです。コロナをてこに歴史だったら、疫病やききんなどをテーマにした大問や特別給付金から国の予算や税金の使い道なども出題される可能性があります。

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 久しぶりに内閣総理大臣も代わりました。「菅義偉」という名前を漢字で答えなさい、という設問もあると思いますが、読みが簡単ではないので「すがよしひで」とひらがなで答えさせる中学校もあるかもしれません。

「ソーシャルディスタンス」も出題の可能性大

時事問題、一問一答形式より大切な予想問題
 趣向を凝らした問題を作成する各中学校の先生方が何を出してくるかを考えるより、時事問題本に載っている、入試問題形式の予想問題を一通りやるのが有効です。一問一答形式のものばかりやっていると、グラフや表などを使った入試の実戦問題では思ったほど点数が取れないこともよくあるからです。

 説明の部分は勉強の空き時間におやつでも食べながら読んだり、ページをコピーしてパウチ加工すればお風呂でも見ることができます。湯船につかって頭を休めるのも受験勉強には効果的ですが、1日見開き1べーでも目を通せば、わざわざ時間をとらなくても時事問題のベースができて、入試の得点力アップにつながります。

「一問一答」ばかりでは実戦力はつかない

★“ハマる”とちょっと危険な時事問題
 時事問題は意外と“ハマる”子が多いです。ニュースなどで耳にする言葉も多く、なじみがあるからでしょう。社会がそれほど好きな科目でない子もとっつきやすいようで「一番熱心に読んでいた」と、受験が終わった親御さんからそのような言葉を聞くこともたびたびあります。

 しかし、「ほどほどに」というのが合格へのポイントです。知っていれば得点になる、知らなければそれまでというのが時事問題の入試での特徴ですが、前述した通り、出題されても数問です。あとはその時事用語や現象に関連した通常の入試問題です。

 模試の会場などで時事問題の本を興味深そうに読んでいる受験生もいますが、社会科でいえば、受験勉強終盤にはもっと本質的な分野(社会の公民なら憲法や国会の仕組みなど)をきちんと“詰める”方が得策です。親御さんはそのあたりを注意しながら、サポートしてあげてください。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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