中学受験 前受け校を受験しないのなら…

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・緊急事態宣言 子ども以上にリスクが高い親御さん
・コロナ禍の不安は隠して子どもの前では演じる
・前受け校受験が減った分は過去問を時間内に解く
・授業中の“問題の先送り”が入試本番での停滞を招く
・時間はある やるべきことを少しでも多く

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★緊急事態宣言 子ども以上にリスクが高い親御さん
新型コロナウイルスの感染拡大により2度目の緊急事態宣言が出されました。現状のまま推移すれば、中学入試そのものは中止や延期にはならないのですが、ここにきてさらに厳しい環境での受験になることは間違いありません。

 今まで考えてもみなかったことが次から次へと降りかかってきますが、これだけ1都3県で感染が拡大すると、子ども以上に親御さんの感染が気になってきます。マスクに手洗い、消毒で対策を万全にしていても防ぎきれないところまで来てしまいました。テレワークによって多少のリスク回避はできますが、外に全く出ないというわけにもなかなかできず、頭の痛いとこです。

2度目の緊急事態宣言下の21年度中学受験

コロナ禍の不安は隠して子どもの前ではどっしり構える
受験前に子どもを小学校に行かせるかどうかというのが、従来の受験直前の心配でしたが、今年は親御さんが仕事をどうするかという問題に直面しています。どうしても職場に行かなければ仕事にならない親御さんもかなりの数に上ると思われます。万が一感染してしまったらと思うと、子どもも濃厚接触者に認定されたり、最悪クラスターで巻き込んでしまうことになり、気が気ではありません。

 直前期になって親御さんが物心ともに一番伴走してあげなければならない時期なのに、余計な気を使わなければならないのは本当に負担です。しかし、そうなっても親御さんが下を向いていては子どもにも不安は“感染”し、メンタルがやられます。親御さんはコロナ禍に警戒はしつつも、決して動揺しているところは見せず、少なくとも子どもの前ではどっしり構えてください。

ゾウさんのごとくどっしりと構えて

前受け校受験が減った分は過去問を時間内に解く
 コロナが心配でやむを得ず前受け受験の校数を減らしたり、あるいは「ぶっつけ本番」という選択肢をした家庭もあるでしょう。本来なら実戦経験を積んでここで大きく成長したかったのですが、状況が許さないのであれば、少しでも緊張感をもって学習を進めたいところです。

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 通塾日や家庭教師、個別塾の授業などがない日は1科目でいいので、緊張感を保つために、過去問を時間を計ってきっちり“真剣勝負”をしてほしいと思います。1秒たりとも延長せず、きっちり決めた時間で解きます。出来の良し悪しも気になりますが、それ以上に試験時間を目いっぱい使って問題と向き合えるかを自分で試します。結局、合格か不合格かの差は、試験時間を無駄なくフルに使える子と、考えているようでも頭が働かず足踏み状態が続く子という差だと思います。

過去問真剣勝負で緊張感をキープ

授業中の“問題の先送り”が入試本番での停滞を招く
 無駄なくフルに使える子は、解くための引き出しや道具を持っています。頭がいいから、ではなく、3年間の塾の授業で瞬間瞬間を大切にその場でやれることに真剣に取り組んだからです。足踏みせず、常に意識が前へ前へとあった子です。

 足踏み状態の子は総じてこの3年間、“問題の先送り”をしてきた子です。授業中に分からないことがあっても放置しがちになり、結局はそれが積もりに積もって授業そのものが分からなくなってゆくとなれば、授業中にやれることはごく限られてきます。授業中の停滞は家庭学習の停滞、そして入試本番でも問題を前にして行き止まりとなってしまいます。

授業で毎回真剣勝負をしてきた子は本殿で力を発揮する

時間はある やるべきことを少しでも多く
 過去を嘆いても仕方がありません。持っている引き出しと道具で行けるところまで進み、与えられた問題に与えられた時間内で格闘してください。終わった後は、過去問から1つでも2つでも新しい引き出しと道具を仕入れてください。

 まだ時間はあります。コロナを恐れる前にやるべきことを少しでも多くやって、健康管理を十分したうえで入試に臨んでください。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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