中学受験 赤丸、青丸の使い分け

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・赤ペンと青ペン、それにコピー
・正解には赤丸 さらに「道筋」を確認
・誤答の分析 自分なりの正解への「道筋」を書き込む
・赤ペンとの差別化で青ペンを使う意味
・中学受験は「ここまでするか」の連続

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★赤ペンと青ペン、それにコピー
 中学受験全体を左右する家庭学習での親御さんの丸付け。用意するものは赤ペンと青ペンです。鉛筆でも悪くはないのですが、書き込むこともあるので芯がすぐに丸まってしまう色鉛筆だと見づらいかもしれません。

 それからテキストですが、できればコピーして原本には何も書き込みたくないところです(特に算数と国語の記述)。塾によっては当日テキストが配られ、そこに書き込むこともありますが、たいてい復習用に裏面も同じ問題が載っているので、そちらをコピーします。これは間違えた場合に後でもう一度チャレンジするために必要になってきます。

色ペンは赤と青だけで十分

★正解には赤丸 さらに「道筋」を確認
 実際の丸付けのやり方です。ここでは算数を例にとります。子どもが解いた問題の解答が正解なら当然〇を付けます。これは赤ペンで付けます。が、これで終わりではありません。親御さんは子どもがその解答に至った「道筋」をきちんと確認してください。

 あっちこっち散らばって計算していないか、間違えやすい数字を書いていないか(例えば0と6、1と7など)、字の濃さ(薄過ぎて見づらいなど)、解答は合っているが、最後まできっちり解き切った跡がない、など細部をチェックします。そして気が付いた点があったら、赤ペンを使って「計算は1カ所にまとめて、数字はていねいに」とか通信添削の先生のように書き込みます。逆に良い点があれば「よくここの式を導けたね!素晴らしい!!」など、ほめます。注意点より、なるべくいいところを探してあげるのは、親御さんの丸付け参戦で特に有効です。

 正解してもその中で子どもに「気づき」があれば、子ども自身に赤ペンで記入してもらいます。「ここは計算の工夫ができた」「図にすればもっと楽に解ける!」など、親御さんと丸付けをしている中で発見があれば、どんどん書き込みます。子ども自身の「気づき」は教えてマスターさせるより何倍も力が付きます。

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解答への道筋をよく分析する

誤答の分析 自分なりの正解への「道筋」を書き込む
 次に誤答の場合です。大きく×を付ける必要はありません。問題の左上、ちょうど問1とか、(1)とか印字している上にでも赤ペンで「レ」マークを付けておいてください。

 これも解答への「道筋」をたどります。間違えたあるいは解答というゴールまでたどり着かなかったということは、どこかに不具合があるわけなので、そこを分析します。計算を間違っていれば九九の計算が原因なのか、ケタがずれていたのかなどの原因を見つけ、子ども自身にそのミスの理由を記入してもらいます。

 そもそも解答へ導くための道筋が構築できなかった場合は、解答解説を見て納得すれば、親御さんに「どうしてこの解答になるのか」を説明したうえで余白に(スペースがなければ別の用紙を足して)、自分なりの解答への「道筋」を書き込んでいきます。模範解答を写すのではなく、「ここは三角形の内角の和は180度だから」など言葉を添えて、つまずきポイントを自分でわかりやすいように言葉にしておくのが、成績アップのコツの1つです。

どこかに不具合 それを追究する

赤ペンとの差別化で青ペンを使う意味
 誤答を分析したのち、1日か2日経過してからその問題にチャレンジします。時間を空けるのは「解答暗記」で問題を処理することを避けるためです。分析時にきちんと理解していれば、1日か2日程度で忘れません。ここであらかじめとっておいたコピーを使います。問題の左上には①と記入します。これは「1度目の解き直し」という意味です。

 そして正解した場合、親御さんは青ペンで〇を付けてあげてください。赤ペンでの〇との差別化です。テスト前や総復習をする際、この青ペンのものを優先してやるという目印になります。ここでも解答が合っていたというとこだけでなく、どうしてそうなるのか親御さんに説明できるかどうかも確認してください。

青丸が付いた問題は有効利用しよう

★中学受験は「ここまでするか」の連続
 たかが丸付けでここまでやる必要があるのか?疑問に思う親御さんもいるでしょう。でも中学受験は「ここまでするか」の連続です。やるもやらぬも自由ですが、やっている親御さんは徹底してやっています。成績が良い、偏差値が高いにはそれなりの理由があって、みなさんわざわざ口に出して言わないだけです(時々マウンティングなのか、口に出して言う人もいますが)。

 中学受験を決意し、それなりの志望校を目指すなら、親御さんの丸付け参戦は必要条件です。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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