中学受験 低学年での入塾は本当に有利なのか

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低年齢化が顕著な進学塾への入塾
・中受はスタートが早ければ…は半分当たり
・「コスパの悪い」受験への道
・中学受験は「三歩進んで二歩下がる」
・3年生は塾“漫遊”の旅へ

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★低年齢化が顕著な進学塾への入塾
 コロナ禍で揺れに揺れた21年度の中学受験もふたを開けてみれば、千葉で5%前後志願者が減ったものの、トータルで見れば例年並みが微増という結果になりました。ブームとまではいかないものの、中学受験熱は冷めてはいないようです。

 来年以降の動向は全く読めませんが、ここ数年顕著なのが通塾開始の低年齢化ではないでしょうか。東京23区内の一部地域では新小学4年生はもとより、新3年生でも満員で入塾テストすら受けられない塾が出ているほどです。子ども意思、というよりは親御さんの強い意向が働いていることは間違いなさそうですが、物理的に入塾できなくなる前に、まずは座席を確保という気持ちが強いようです。

すでに新4年席4生では席がない塾も

★中受はスタートが早ければ…は半分当たり
 中学受験はスタートが早ければ早いほど有利、というのは半分当たりで半分は違っています。

 スタートが早ければ、まだ量も少ないので、家庭での復習の「勉強習慣」が身に付けば、4年生からの「受験勉強」にスムーズに乗れます。すでに当たり前になっている「勉強習慣」によって、学んだことを次週の塾の授業まで積み残しなくやるという「勉強体力」も養われているため、学びの好循環のまま進んでいけます。「先行逃げ切り」が中学受験成功の王道ですから、スタートが早くペースをつかんだとすれば、ベストな選択といえます。

先行逃げ切りが中学受験「勝利の方程式」

「コスパの悪い」受験への道
 しかし、入塾したことでホッとし、後は合格実績抜群の塾が難関校へ導いてくれると考えているとすれば、3年後、4年後に「こんなはずじゃなかった」という結末を迎える可能性はすこぶる高くなります。

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 最初は質量ともそれほどでなく、週1回程度の通塾は負担にもならず、ちょっと賢い子なら大して復習をしなくても「できる」子でいられますが、4年生中盤以降は様相が違ってきます。4年生参入でも「勉強習慣」と「勉強体力」を着実に付けてきた子が夏休み以降にグッと成績を上げて、いとも簡単に抜かれてしまいます。そこで気が付けば挽回は十分可能ですが、“現状維持”のままの勉強スタイルだと、差は広がるばかり。結局、終わってみれば早くから時間と費用をつぎ込んだのに「コスパの悪い」受験になってしまいます。

時間と費用をかけた割には…は残念な受験

★中学受験は「三歩進んで二歩下がる」
 進学塾への入塾が早いと「先取り学習」をしていると思っている親御さんも少なくありません。小学校の授業よりははるかに高度な内容に取り組んでますし、本格的な受験勉強の前にベースとなる考え方、知識、勉強の進め方をマスターするため、ある意味先取り学習かもしれません。

 しかし、カリキュラムが前に進むよりも大切なのは、復習です。やったことをきっちりアウトプットできて、テストで得点に結びつけられるかどうかです。昭和の名曲「三百六十五歩のマーチ」ではありませんが、中学受験は「三歩進んで二歩下がる」の気持ちが大切です。

本当に復習が受験の肝

★3年生は塾“漫遊”の旅へ
 できれば3年生の時期は、受験すると決めたのなら、さまざまな塾を“漫遊”してきてほしい時期です。合格実績抜群の大手進学塾から、面倒見がいいと言われている塾、少人数、個別塾、個人経営の塾など体験授業なども取り込みながら、親子で塾をそれぞれ吟味してほしいと思います。

 多少先行したからといって、大したアドバンテージにはなりません。それより3年後に勝負をかける際、「ここなら」と思える塾選びを1年近くかけて取り組んでみてください。親子で「相性のいい塾」を見つけ、その良さを生かせたのなら受験は8割成功したも同然ですから。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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