サピックスオープンで “お山の大将”から脱却

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・「強者」が集まるサピックスオープン 
前期2回は異なるタイプで1000点満点 
「合判」平均点が7割弱の理由 
「上には上がいる」と知る瞬間 
・SOがフィットしないレベルの見極め 
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★「強者」が集まるサピックスオープン 
 6月あたりから大手進学塾や業者主催の「模擬試験」が頻繁に行われるようになります。 

 大半が「オープン模試」で、その名の通り塾内部の生徒はもちろん、外部の参加もウエルカムです。特に中小の進学塾で学んでいる子は自分の実力と志望校などに合わせて、あるいは塾の先生の指示で参加し、現時点での力を図ります。 

 その中でも「一番レベルが高い」受験生が集まると言われるのが、大手進学塾「サピックス」が開催する「サピックスオープン」(略称SO)です。 

 例年だと1回の模試に6000人超がエントリー。サピ生だけでなく、他の大手進学塾へ通いながら御三家を中心に難関校を目指す男女が「強者(つわもの)」が、“道場破り”にやってきて、腕試しをします。 
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★前期2回は異なるタイプで1000点満点 
 6年生の場合、SOは大別して前期と後期で出題形式、偏差値の出し方が違います。 

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 前期は「志望校判定サピックスオープン」というタイトルで4月中旬と6月上旬の2回実施されます。なんと満点は1000点。記号問題、短答式が中心の「Aタイプ」、記述、思考を問う「Bタイプ」、それぞれ500点(国算各150点、理社各100点)ずつという構成です。A、Bそれぞれと二つを合わせた総合成績が表示されます。 

 9月以降は12月まで毎月1回。計4回行われる「合格力判定サピックスオープン」(通称合判)になります。500点満点で、さまざまな形式の問題が出題される総合問題となります。 

 志望校の合否判定は第1から第4までを中心に、志望順位を決めない「自由選択志望校判定」が6つエントリーできます。合格可能性のパーセンテージだけでなく、「合格可能性80%を10点超えている」「合格可能性80%まであと20点」なども表示され、合格にどの程度余裕があるのか、どの程度足りないのかが目安として分かりやすくなっています。 
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★「合判」平均点が7割弱の理由 
 前期2回の「志望校判定」は比較的難しい問題が並びます。特に記述、思考型のB問題は極端に平均点が低い科目があることも珍しくはなく、150点満点の国語や算数で3分の1の50点に満たないこともあったり、理社でも平均点25点などという場合もあります。 

 「模試は模試。あてにならない」というのはこういうケースがあるからで、極端に平均点が良くない時の成績は良くても悪くても「参考記録」くらいに考えておくのが良いでしょう。 

 一転して6年秋からの「合判」は総合の平均点が7割弱と、実際の入試に近いものになります。いたずらに難問を出すより、標準問題を正確に解いて得点を積み重ねることができるかをみるのか狙いです。 

 難関校に合格する子は、難しい問題ができるから、と思われがちですが、実は基礎、標準問題の取りこぼしがないというのが強みです。その意味でSOは難関校志望者には最適な模試と言えます。 

★「上には上がいる」と知る瞬間  
 6000人程度の規模なので、中学受験の模試の参加者としては少ない部類に入りますが、レベルは一番高いです。各塾、各校舎の“お山の大将”も参加者のレベルの高さに、思うような成績が取れず愕然とすることがあります。「上には上がいる」と知る瞬間です。 

 尻込みして二度とSOにチャレンジしない子もいますが、本来“デキる子”は負けず嫌いです。さらに実力を養い、サピ生のトップ・オブ・トップといわれる「α0」=「アルゼロ」の層と互角以上の勝負をし、難関校の合格を勝ち取る子も多いです。 

 難関校を目指すのなら、合格者の数で他塾を圧倒するサピ生に匹敵する必要があります。“お山の大将”から脱却する意味でも他流試合は大いにすべきです。 

 逆にSOを受けることが得策ではない場合も多々あります。難関校、上位校を目指すのでなければ、SOはフィットしないと言えます。個人的なサピックス偏差値で50を切るレベル、あるいは志望校がその偏差値帯ならSOは有効ではないと思います。 

 特に9月以降の模試ではサピックス生であっても、「身の丈」に合った模試の参戦をお勧めします。実際に受験を考えている層が集まる模試での判定の方が、絶対ではないにしても「あてになる」可能性は高いといえます。 

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