ユーチューバー天野 「王道」積み重ね合格

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・成績アップにつながった動画配信 
・アウトプット繰り返しが合格答案への近道
「人に見てもらうこと」に意味がある 
恥をかいてナンボ、直されてナンボ 
点数でなくトライを認めてあげる 

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成績アップにつながった動画配信 
TBSドラマ「ドラゴン桜」で、最初に東大専科に入ると宣言した生徒が天野晃一郎(加藤清史郎)でした。 

 優秀な弟、中学受験失敗と勉強にコンプレックスを抱えたまま高校3年生になっていた生徒でしたが、彼が殻を破るきっかけとなったのがYouTube。桜木先生から半ば強制的にラッパーとして英語動画を配信することを課されました。 

 おどおどしながら始めた動画でしたが、所々で天野の英語力がアップしていることがうかがえるシーンが劇中にありました。動画自体も受験生の間で“評判”になり、迎えた共通テストは800点超え。最後まで「気にする」性格は変わりませんでしたが、東大理科Ⅱ類に合格。発表掲示板に群がる他の受験生前で歓喜のラップを披露しました。 

★アウトプット繰り返しが合格答案への近道 
 天野が英語の実力を着実にアップしていった最大の要因は、受験の王道「アウトプットの積み重ね」です。学んだことや今できることを常に声に出すことで、英語がどれだけ使えるようになって、逆に使えないものがどれだけあるかが肌感覚で把握できるようになっていったのです。学習の成果をアウトプットすることは、自分のいいところ、強みも分かる反面、未熟なところ、弱みもさらけ出すことになります。だから上達が早いのです。

 中学受験でアウトプットは、問題演習がメインです。 特に国語をはじめとした記述問題、算数の文章題、これらで日ごろからアウトプット、つまり自分の考えた解答を表現する(書く、声に出す)ことの繰り返しで解答能力が高まり、6年生の1月、2月に合格の2文字にたどり着く答案用紙が作成できるようになるのです。 

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「人に見てもらうこと」に意味がある 
 問題を解いて丸付けを「きっちり」やることで、自分の実力、現状がしっかり見えます。これをベースにして、やるべきこと、もっと磨きをかけるところ、自分の強みなどが把握できれば、学習の方向性が定まります。 

 アウトプットの効果が一番出るのが国語の記述です。50字、100字、200字など字数に違いはあれど、解答欄に要求通りの字数でまとめる(最低でも9割の文字数)のは大半の生徒にとって、最初からできるものではありません。 

 それでも問題にはトライしてください。自分が精いっぱい考えたことを、今できる表現で解答欄にぶつけてください。それを塾なら先生、家庭学習なら親御さんか家庭教師、あるいは塾の先生にお願いして「添削」してもらってください。自己採点は「甘く」なりがちです。第三者に見てもらうのがベター。効果は「人に見てもらう」ことで発揮されます。 

 天野のラップもコメント欄で、いろいろ評価されることで、自信をつけたり、改善するところが見つかったりしたはずです。 

★恥をかいてナンボ、直されてナンボ 
 記述問題は失敗してナンボ、恥をかいてナンボ、直されてナンボです。一番成長しないのが「何もやらないこと」です。通常の塾の模試などで怖いのは、何かを書いて×を付けられたことではなく「解答が空欄」です。 

 国語の授業で多いのが、自分の解答は書かずに、あるいは書いたとしても一度添削されたらそのまま書き直しをせずに先生の模範解答を待ったり、解答解説の答えを書き写すだけの生徒です。これだと本人は傷つきませんが、学習したことになりません。 

 「もがいた」という記憶がないことは簡単に忘れて、得るものがないからです。何度も突っ返されて、書き直して、また突っ返されて、書き直してようやく10点中7点。この経験をして解答を作成した子の方が、模範解答をきれいに解答欄に写した子より、はるかに答案作成能力はアップします。 

点数でなくトライを認めてあげる 
 親御さんも子どもの答案の記述の点数で評価を下さず、まずはトライしたことをしっかり認めてあげてください。10点中1点とか2点でもまずは得点したことを評価し、次にもう2点プラスするには、半分までとれるにはどうしたらいいのかを、解答解説や先生のアドバイスを聞きつつ、精度を上げていくことを目指します。 

 記述問題は語彙力や主語、述語の関係がしっかりしているかどうかなどの技術的な面も大切ですが、それまでにトライした数、経験値が最後にものを言います。×を付けられること、自分の解答も問題点を指摘することを嫌がって、模範解答を写していても「絶対に」力は付きません。 

 何度も何度もトライし、添削してもらって書き直しましょう。「もがく」子は必ず実力が付き、成績が伴うようになります。(受験デザイナー・池ノ内潤) 

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