秋に偏差値10Pアップの理科⑴

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中学受験の窓口 今回のメニュー 
・後回しにすると後悔する理科 
・2つに絞って理科の偏差値を10上げる 
・“わざわざ”で短時間集中 
・ノートは余白広め コピーも可 
・「今さら?」ではなく「今こそ」

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後回しにすると後悔する理科 
 社会同様、中学受験の勉強で後回しにされがちなのが理科です。6年生の夏休みに言っても後の祭りですが、本当は4年生でスタートした時からコツコツ頑張ってほしかった科目なのです。 

 理科社会がある程度完成している受験生は、6年夏に国語、算数に心置きなくじっくり取り組めるからです。まだ4、5年生ならば、だまされたと思って理社を一生懸命やって偏差値を高い位置でキープしておいてください。入試本番まで残り半年となった時期に必ず「やっておいてよかった」と心から思うようになります。 

★2つに絞って理科の偏差値を10上げる 
 現実問題として理科の偏差値が伸び悩んでいる、偏差値40前後から50あたりの受験生はどのように夏休みを過ごせば、秋に偏差値を伸ばして理科の成績を軌道に乗せられるでしょうか。 

 簡単に言うと、「知識問題」中心の「生物」「地学」系は、手を動かして図などを描く(書く)こと。「計算問題」が主流となる「物理」「化学」系は「原理原則」をもう一度追究することの2点に絞ります。 

 この2点をしっかりやるだけで偏差値はグンと、10くらいアップします。ただ、双方とも根気が必要。楽に成績は上がりません。まずは自ら動いてみることが大切です。 

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★“わざわざ”で短時間集中 
 たとえば、植物の「葉の断面図」の場合。入試でもよく出る問題ですが、「どっちが道管でどっちが師管だっけ?」なんて子もいます(基本中の基本ですが)。これを眺めて確認するだけでなく、わさわざ描いて再度認識してください。覚えるべき言葉を空欄にして問題形式にしてもいいです(解答は隣ページなどに場所をつくってください)。 

  偏差値の上がらない受験生の特徴として「うろ覚え」「集中力の欠如」が挙げられます。“わざわざ”することで、印象に、記憶に残りやすくなります。ただ、嫌がって「作業」のような気持ちでやると眠くなるだけで、逆に頭に残らなくなります。長時間やっても集中力が途切れます。なので1日1つ、2つでストップ。「また次もやろう」と思わせるのが長続きのコツです。 

 「葉の断面図」は超が付くほど基礎なので、偏差値50前後の子は理解していると思います。なので、光の強さと光合成量の関係のグラフなどでも良いです。とにかく眺めるだけでなく描くことで、「なんとなく」やっている状態の勉強から短時間でも「集中」するという状態にする、というのがミソです。 

★ノートは余白広め コピーも可 
 本当は自分で鉛筆を握って描くのがベストですが、絵が苦手な子どももいるでしょう。夏休みは他の科目もやらなければならず、時間がない場合もあるでしょう。その時は塾のテキストや資料集を拡大コピーしてノートに貼り、手描きした時と同じように覚えたいところを問題形式のようにカッコにして、名称を書き込むようにしてみましょう。 

 ノートは広めにスペースをとり、解答解説を記入しやすくすることがポイント。余白には図を書いていて気が付いたことやワンポイント知識(塾の先生が授業中に話したことなど)を記入しておくと、自分オリジナルのテキストができ上がります。実はこれ、理科社会ができる、具体的に言うと偏差値60以上の子が結構やっているサブノートの作り方です。 

★「今さら?」と言わず「今こそ」やるべき 
 図表で基本を確認したら、後は問題練習です。4、5年生で使ったテキストがあれば引っ張り出してみてください。基本、基礎問題がズラリとあるはずです。 

 「今さら?」と言わず「今こそ」やるべきなのが基礎、基本問題です。スバリ言うと、各単元を初めて学んだ時に基本、基礎を積み残し、放置したままにしていたから、今偏差値が伸び悩んで苦しんでいるわけですから。親御さんの中には「応用ができない」とおっしゃる方が結構いらっしゃいますが、よく子どもの解答用紙を見てみると基本、基礎が結構できていないことが多いです。「応用ができない」のは「基本、基礎が安定していないから」です。 

 基礎、基本を完璧にすると、応用ができるようになります。応用は別世界の話ではなく、「基本と基本の組み合わせ」だったり「基礎問題を別角度から尋ねているもの」だったりします。そこに気が付くかどうかです。偏差値60の壁をぶち破るためにはます、基本、基礎の総ざらいです。遠回りのようですが、偏差値大幅アップの一番の近道です。即とはなりませんが、秋以降に「成長」を感じるはずです。(受験デザイナー・池ノ内潤) 

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