算数で落ちこぼれない「3つの心がけ」

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「積み重ね」以前に大切なこと
・「計算ミス」を防ぐ心がけ
・「問題文をよく読む」心がけ
「図形とお友達になる」 心がけ
・「抽象的」を「具体的」に捉える

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「積み重ね」以前に大切なこと

 中学受験で合否の明暗を分けるカギを握っているのが算数です。得意な子とそうでない子の差が激しく、1問あたりの配点が5点以上のものが多くて一番得点差がつきやすいのが特徴の1つです。何を問われているかきちんと理解できれば、大問丸ごと(小問数にして5問前後)芋ずる式に正解してしまいますが、頭からチンプンカンプンの子だと丸ごと得点できず、ということも珍しくありません。

 算数は積み重ねがものを言います。多くの問題を解いて解法と考え方をマスターしていくのと同時に、基礎と基礎を組み合わせて解答を導くという応用問題への対応は一朝一夕でできるものではありません。

 しかし「積み重ね」以前に大切な「3つの心がけ」あります。特に受験勉強に本格参戦する前の小学3年生、参戦後初期段階の4年生のうちから習慣として身につけたいもので、この「心がけ」が土台となることで「ミス」や「分からない」が格段に少ない状態で受験勉強が進められます。言い換えれば「落ちこぼれない」ということです。

「計算ミス」を防ぐ心がけ

 算数の3つの基本のうち、一番肝心なのが「計算」です。どう解くか分かっていても、1つのミスで得点にならないわけですから、「計算ミス」を防ぐことは算数の中で基本中の基本になります。偏差値30~40台の 算数が苦手な受験生へ個別トレーニングサービスを提供 する「RISU偏差値リカバリー」の割ヶ谷(わりがや)啓太塾長は「計算ミス」を減らすポイントをこう説明します。

 「中学年では、すでに計算問題の基礎的な単元は終えています。だからといって安心して雑に問題を解いてしまうと、計算ミスをする可能性が非常に高いのです。小学3、4年の中学年の段階では、まだ計算問題自体に慣れていないということもあって、必然的に計算ミスは起こりやすいのです。中学受験では、簡単な計算ミスが合否を分ける可能性が十分にあります。問題を解き終わったら必ず答えを確認する時間を設けるといいでしょう。また、計算式を丁寧に書くことも、計算ミスを減らすことにつながります

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「問題文をよく読む」心がけ

 2つ目に心がけたいのは「問題文をよく読むという習慣」です。

 「子どもが算数で間違ってしまうとき、大きな理由の一つが問題文の読み違えです。普段から問題文をよく読む癖を持っていなければ、テストで緊張しているときに問題文を読み落としてしまう可能性が非常に高くなります。特に「言葉」や「数字」の読み間違い、読み落としがないかどうか、最初のうちは繰り返し問題文を読んで確認する習慣を身につけておくと良いでしょう」( 割ヶ谷塾長 )。

 仮に問題文を読んでいる途中で「分かった!」となっても、「必ず問題は最後まで読むこと。読んだ、という印、例えば★や〇を付ける」など親御さんは子どもと約束するのも一つの手です。不正解という結果で子どもを責めるのは逆効果ですが、こういう「心がけ」をきちんと守らなかった場合は、厳しく接すると後々効果があります。最後まで読み切る、問題文の「言葉」「数字」を気にするだけで、得点が10点、20点と変わってきます。

「図形とお友達になる」 心がけ

 最後の心がけは「図形」へのアプローチです。算数が苦手な子の典型として、図形問題を解く際に「具体的に想像できない」というのがあります。これは問題を解く前に「図形とお友達になる」というの方法で克服可能です。具体的にその形を把握するということです。

  割ヶ谷塾長 は「現物の効果」を説いています。「例えば、立方体について学習するとき、サイコロを用意してそれを使いながら問題を考える習慣を付けましょう。そうすれば、問題文中の図形が具体的な形として把握でき、問題にも取り組みやすくなります。もちろん、テストの時には現物を使って形を捉えることはできません。しかし、普段から具体的な物で図形の形を捉えておくと、その記憶がしっかりと脳に定着し、具体的な物がなくてもその問題で問われている図形のイメージが頭の中に浮かぶようになるのです」

抽象的」を「具体的」に捉える

 計算の規則、概数、小数や分数、長さや面積の単位、角の大きさ…大人の視点ではある程度具体的にイメージができるものも、子どもにとっては全く想像ができない抽象的な世界です。中には「たて」と「よこ」がよく分からない、自分の常識を超えた大きい数、1千万とか10億とかが全くお手上げの子もいます。

 「算数を解くことは、低学年の年齢の子どもにとってやや抽象的な作業です。慣れてしまえば楽なのですが、慣れないといつまでも苦手意識が取れず、高学年、ひいては中学生になっても算数や数学で苦労することになってしまいます。中学年のうちから、抽象的な問題を具体的な形で捉える訓練をしっかりしておくと良いです」。中学受験に携わる 割ヶ谷塾長 の言葉からは、算数を苦手とする子どもの解決への糸口が見えてきます。

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「RISU偏差値リカバリー」 割ヶ谷 啓太塾長
 同社の提供する通信教育「RISU算数」にて、のべ100本以上にのぼる算数レッスンの講師を務める。コロナウイルスで小学校が休校になる中、臨時開設した「RISU小学生オンラインスクール」では全国の小学生向けに授業を展開し延べ20万人の生徒を動員。前職ではテーマパークの子ども向けMCを務める異色の経歴を持ち、『効率よく、かつ楽しい』学びの場づくりを手掛けている。

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