中学受験 合否にかかわる塾の先生との「距離」

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入試を左右する塾との「距離
成績UPは「先生とのやりとり
親御さんも「近距離」が良い
「塾バナ」は成績UPの需滑油
塾選びは質問できる環境重視

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入試を左右する塾との「距離

 通塾は距離が近い方が何かと便利です。(同じ小学校の子も通う確率が高く、対人関係という点では微妙なこともありますが)。それ以上に大切な「距離」があります。塾の先生との「距離」です。

 子どもの学習内容での質問、親御さんの受験にかかわる相談ごとなどを信用してできるかどうかは、中学受験の生命線です。塾の先生との「心理的距離」が近いか遠いかは、入試本番までの長い年月では、結果を左右します。

成績UPは「先生とのやりとり」

いつも塾で習っている先生に、いつでも質問できるという環境、それを使いこなすことは、成績アップに不可欠です。特に下位から上位へと偏差値が推移した子は、この「先生とのコミュニケーション」をうまく使い、成績をあげていった、といえます。

 塾によっては質問できる時間を一定の時間帯に限ったり、質問の数も限定したりと、制約があるところもあります。さらに聞きたい場合は、併設の個別教室へという流れの塾もあります。子どもが家庭学習で理解できなかった箇所を質問したくても、そこに至るまでの「ハードルが高い」と気持ちが折れてしまいます。

 授業前に、授業後に、通塾日ではない日でも先生に時間があれば(多分に捻出してもらっていると思いますが)応じてくれるのは心強いです。何でもかんでもというわけにはいきませんが、本当に真剣に考えた上での質問なら、先生もウエルカムのはずです。

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親御さんも「近距離」が良い

 親御さんにとっても先生との距離が近いのは嬉しいことです。親御さんのサポートが必須ともいえる中学受験は兄姉がいて経験済みの場合でも、子どもによってタイプが全く違うので、困ったときのアドバイザーとしての先生は頼りになります。先生との「距離」は近いに越したことはありません

 最近はコロナ禍で塾の先生とのコミュニケーションもままなりませんが、通常でも塾によっては保護者会の時にしか先生と話せない、という場合もあります。教科を受け持っている先生ではなく、「担任」という塾の職員が窓口なって親御さんの対応をするというところもあります。こうなると深い話はなかなかできません。普段から子どもと接している先生に親御さんは話を聞きたいわけですから。

 もちろん節度というものをわきまえる必要はありますが、先生に何でも相談できるとなれば、これも「利用」しない手はありません。親御さんが子どもに伴走するように、親御さんの伴走役は塾の先生でもあります。プロの引き出しから出てくる数多くの知恵を借りて、子どもの受験に生かしたいところです。

「塾バナ」は成績UPの需滑油

 親御さんも子どもを教えている先生の顔やキャラクターをよく知っているとなれば、子どもとの「塾バナ」も盛り上がります。塾の話を家庭でするというのは、家庭学習に相乗効果をもたらします

 塾の先生の話をするということは、そこに信頼関係があるからこそ話題に上るのです。子どもと先生との心の距離に隔たりがないということです(ただ、面白いことを言うだけとかは良くありませんが)。そうなると、その先生の科目は頑張ろうと、必然的に目が行くようになります。教科への興味、関心が成績、偏差値を上げるための第一歩になります。家庭での「塾バナ」は成績アップの潤滑油です。

塾選びは質問できる環境重視

 合格実績、雰囲気、知名度、自習室の有無…塾を選ぶ基準はそれぞれですが、親子ともども先生へ質問できる環境というのを、個人的には一番に考えてほしいと思います。

 中学受験はどんなに勉強しても親子ともども必ず迷う場面があって、自分では判断がつかないケースは多々あります。そんな時に日ごろから信頼関係が構築されている先生の存在は大きいです。

 次回は先生への有効な質問の仕方を考えてみたいと思います。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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