「睡眠を削る」がもたらす最悪の展開

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日付変わっては「赤信号点滅」
日付またぎ日常化はパンクする
時間内にまとめる力は合格への道
・睡眠も受験の「カリキュラム」

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日付変わっては「赤信号点滅」

 中学受験は「時間との勝負」でもあります。6年生ともなると、通塾日、時間も5年生より多くなり「家庭学習の時間が確保できない」というのが、成績に関わらずどの家庭でも共通の悩みになります。

 つい日付をまたいで勉強を続けてしまい、気が付けば就寝時間が午前1時とか2時とかの日も…。だんだんエスカレートして、それが「日常的」になってしまうと、中学受験では「赤信号点滅」という状態になります。

日付またぎ日常化はパンクする

 前日6月12日に掲載した、聖光学院の「就寝アンケート」で「日付をまたいでの就寝」が約1割いました。神奈川男子御三家のトップ校に合格するレベルの子だと、そういう日もあったかもしれませんが、日常的だとあまりいい傾向ではありません。

 12歳の子どもが午前1時とか2時とかに寝るのは、やはり尋常ではありません。朝は何時に起きていたのか、気になるところです。「朝勉」まで日課になっているとすると、大抵はパンクします。中には「そうやって勝ってきた」とドヤ顔になる親御さんもいるかもしれませんが、それは子どもが並外れてタフだった、というのが結論。多くの受験生は体も頭の回転ももちません。

 大学受験ともなると、夜中の方が勉強がはかどるという受験生もいて、そのあたりの調整ができる学生も多いのですが、12歳の子はやはり8時間は睡眠時間が必要。12時に寝たとしても、朝8時起床で小学校の登校時間にギリギリ間に合うか微妙です。

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時間内にまとめる力は合格への道

 未明まで勉強したからといって、難関校に合格するわけでも、偏差値が上がるわけでもありません。睡眠不足は集中力、記憶力の低下だけでなく、免疫力も低下し病気にかかりやすくなります。一生懸命勉強したとしても、その倍以上の「損失」を招く恐れが多分にあり、全く効率的ではありません。

 勉強には「効率」が求められる昨今ですが、中学受験では一定の勉強量と時間をかけないと、効率よくできる「実力」は付きません。ただ長時間やれば、というのではなく、ある時間内に「まとめる」という力がないと、成績は上がらないのです。

 日付をまたぐという「延長戦」は一見、頑張っているようですが、実は効率の悪さの最たるもの。睡眠時間を確保しながら、勉強をまとめ、力を養うのは、時間内に解答をまとめ、合格点をとる入学試験に通じるものがあります

睡眠も受験の「カリキュラム」

 時間だけでなく「眠りの質」を高めることも大切です。睡眠専門医によると、寝る前の入浴はぬるめのお湯の方が眠りにつきやすくなります。また、寝る前の会話は、受験のことや成績のことなど深刻になりやすい話題はNG。夜遅くというのは話が込み入りがちで、しかもネガティブな思考になりがちになる傾向、というのがその理由です。

 よく推奨される「朝勉」も絶対、というものではないでしょう。朝が弱い子に無理やりやらせても効果はなし。それなら30分でも1時間でも睡眠をとる方が、1日全体をみたときに有効な勉強の時間と質が確保できます。睡眠も受験勉強の「カリキュラム」です。きっちりとりましょう。(受験デザイナー 池ノ内潤)

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