中学受験 「伴走」親と「丸投げ」親

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「親御さんは勉強を教えないように」は正解か不正解か
親御さんが教えない方がいい2つの理由
親がかかわるのが中学受験の“暗黙の了解”
口に出さないだけ 多くの親が「伴走」している
塾任せの「丸投げ」では勝ち目なし!?

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「親御さんは勉強を教えないように」は正解か不正解か
中学受験は「親(子)の受験」といわれるのは多くの親御さんが耳にしていることでしょう。親御さんがどこまでかかわるかは、正直難しいところです。

よく塾の先生は「親御さんは勉強を教えないようにと口を酸っぱくして保護者会で訴えます。これは半分正解で、半分間違いだと思います。

半分正解で半分間違い


親御さんが教えない方がいい2つの理由
 先生の言う通りなのは、塾と違った教え方をする親御さんは危険、ということです。典型例は算数では中学校で習う方程式を使えば楽にできるものも数多くありますが、これは中学受験では“ご法度”(詳しくは別の機会に)。先生と親御さんの教え方が違うと子どもは混乱します

 さらに親御さんが“できる”人だと、子どもは塾の授業を集中して聞きません。「分からなくなったら(親に)聞けばいいや」という姿勢で授業に臨むからです。塾の授業では3時間休みなしとかのところもあります。小学生の集中力、どんなに頑張ってもずっとは集中できません。夕食休憩が入れば、その後の授業は眠気に誘われます。そうなると親御さんが“できる”人なら、子どもは「家に帰って…」となります。

 でも、家に帰っても、そういう子は親御さんに教えてもらおうとはまずしません。塾へ行ったことでひと仕事終了、といった雰囲気で、授業中に思ったことなどコロッと忘れます。それが子どもです。責められません。が、これが蓄積していくと、分からないことが増え続け、最悪の「やる気がない」状態につながっていきます。

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授業中集中しないと「やる気がない」につながる

親がかかわるのが中学受験の“暗黙の了解”
 残りの半分。不正解なのは、大手塾の性質を考えれば合点が行きます。

 前にも説明したように大手進学塾の学習面での“守備範囲”は、「テキストと授業を通じて、受験に必要な知識やノウハウを提供することとそれに伴う質問への対応」です。提供された内容を理解し、できるようにするのは生徒あるいは生徒を含めた親御さんの役目というのが“暗黙の了解”になります。

 塾のテキストに目を通し、塾のやり方に沿いながら、教えるというより、子どもがどれだけ理解し、問題演習でできるのかを観察します。常に子どもの学習状態を把握して、アドバイスをするなり、先生への質問の段取りをするなり、何かしらの手を打ちます。

多くの親御さんが子どもの勉強をサポートしている

★口に出さないだけ 多くの親が「伴走」している

 最難関、難関校に合格したケースでは、子どもの学習面に「伴走」して共に受験を戦ったという親御さんがかなりの数に上ります。みなさん口には出さず、合格体験記にも大っぴらには書きません。しかし、中学入学後に子どもを通じて仲が良くなったママ友の会話では、その端々から受験への多大な「かかわり」が見えてきます。

 子どもに伴走できだけの時間を確保し、自らも学生時代は勉強で“ならした”親御さんも当たり前のようにいます。そこまでいかなくても、子どもと一緒に勉強し、サポートした努力家の親御さんも少なくありません。

 正月に風物詩「箱根駅伝」で各大学の監督が車に乗って選手を後ろから叱咤激励したり、ペース配分を指示したりする“伴走車”のこどく、中学受験を支える親御さんの存在は合格に不可欠です。

子どもが苦しんでいるときに手を差し伸べるのも親の役目

塾任せの「丸投げ」では勝ち目なし!?
 「そこまで親がする必要があるのか」とばかり、すべて塾任せの「丸投げ」で、「一向に成績が上がらない」と不満を述べる親御さんもいますが、それが「中学受験」です。子どものために、汗をかいている親御さんとお金だけ出していればと考えている親御さんとの差は歴然です。

 共働きで時間がない、親御さん自身が学習にかかわる自信がない、など各家庭で“事情”はあるでしょう。できればそういう“事情”も考慮して中学受験に参入した方が「こんなはずでは…」という結果になりにくいと思います。どうしても、塾にお任せの受験を、というなら…。やり方がないわけではありません。次回はそれを紹介します。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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