【数字で見る中学受験】推薦・AO入学者44.3%

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私大は指定校・AO入試で半数以上が進学
親御さんには隔世の感がある現在の大学進学状況
私大で4割強 圧倒的に多い指定校推薦
ハードルがやや高いAO入試
・大学推薦合格の就職は厳しい?
・青春時代のチャレンジは勇気と経験になる

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★私大は指定校・AO入試で半数以上が進学
中学受験をする家庭の多くは、目の前の12歳の受験に一番関心があるのですが、6年後の大学進学を視野に学校選びをしていると思います。国公立、私立とでは流れが違ってきますが、現在の主流は「指定校推薦・AO入試」での大学進学です。

 2019年度の大学進学者のうち、割合にして過去最高の44.3%が指定校推薦とAO入試(アドミッションズ・オフィス入試=学力試験のみでなく、高校の成績や小論文、面接などで人物を評価して合否を決める)で大学へ進学(旺文社 教育情報センター調べ、以下同)。私立大学に至っては半数以上の51.2%に上り、一般入試で入学した学生を上回りました。国立大学は15.5%にとどまっています。

現在の大学は推薦入学が主流に

親御さんには隔世の感がある現在の大学進学状況
中高一貫校を受験する子どもがいる家庭の中心は1980年代後半から90年代に大学受験を経験した世代ではないでしょうか。親御さんの世代からすれば「隔世の感」があることでしょう。

当時は指定校推薦で難関建て学へ進学するには、進学実績のかなり良い高校に在籍する必要があり、しかも枠は1校で1、2人程度。AO入試は始まったばかりで、利用する生徒は少数派でした。現在のように東大以外は現役合格が当たり前とは違い、全体での現役進学率は2割程度。1浪ぐらいは恥ずかしいことではなく、入学すると2浪の人も珍しくはありませんでした。

親の時代は浪人も当たり前だった

★私大で4割強 圧倒的に多い指定校推薦
 圧倒的に多いのが指定校推薦です。全体で35%強。私大では40%以上がこの制度で進学しています。国立でも12.2%、公立大では24.4%にも上ります。

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 中学受験を経て入学する私立中高一貫校の多くが、有名私大の推薦枠を複数保持しています。かつては学校で1、2枠しかなかった早慶などの推薦は、難関・上位校なら5人程度は当たり前、中堅校でも数人の枠を持っています。学校によって差はありますが、GMARCHクラスの大学の推薦枠は“ほぼ完売”のようです。逆に開成、桜蔭クラスになると早慶だと毎年“売れ残り”といった状況です。

40%以上が指定校推薦で進学

ハードルがやや高いAO入
 AO入試は私大でも10%程度、国立では3%程度です。この制度が登場したのは平成に入ってからの90年。慶應が神奈川県藤沢市に開設した総合政策学部と環境情報学部で初導入されましたが、指定校に比べて不合格になる可能性もあることから、ハードルはやや高いです。

 文部科学省は指定校推薦を減らし、AOでの入学者を増やすことを求めていますが、浸透するまでには時間がかかると思われます。

AO入試はややハードルが高い

★大学推薦合格の就職は厳しい?
 入学試験をせずに、大学へ進学できれば中高一貫校へ行った意味もあると考える親御さんも多いでしょう。しかし、附属校からあるいは推薦で合格した学生は大学を出て就職する際、評価は高いとは言えないのが現実です。

 中高一貫校、大学とスポーツにとことん打ち込んでいた、中学からの10年間、英語を勉強し国際ボランティアに従事してきた、などほかの人とは違う「何か」をやって来た人は例外です。むしろ評価が高くなりますが、普通に推薦で大学へ行き、大学でも普通の学生でした、といのは一番厳しいケースです。

 全てとは言いませんが、企業側は「大学受験の経験」を暗に問います。入社した場合、根気がいる仕事、困難を自分なりにどう切り抜けるかという力を重視します。その目安であり、多くの学生の共通の指標である大学受験の経験は企業側も判断材料にしやすいのです。

就職の際には大学受験歴が暗に問われる

青春時代のチャレンジは勇気と経験になる
 受験なしで楽をしたいから、でも構いません。しかし、それに代わる何かを大学を出るまでの10年間に体得したいものです。そのプランがないのなら、大学を一般入試でトライするのも選択肢の一つです。

 いい会社に就職するとかの目的ではなく、青春時代のチャレンジは生きていく上で、何かをする時の勇気になりますし、経験が背中を後押ししてくれます。正面からぶつからなければならないのは、中学受験も同じですね。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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