中学受験 勝負はまず3日までに決める

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・子どもは第1志望へ突撃、親御さんはしっかり善後策を
・定員に満たなくても不合格 4日以降の合格は至難
・早めに入学手続き これが門を狭くしている
・3日までに進学先候補を確保 4日以降再トライを
・受験校選択で威力を発揮する持ち偏差値の高さ

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★子どもは第1志望へ突撃、親御さんはしっかり善後策を
2月の最終決戦に向け、受験校への出願は終わりましたでしょうか。どんな結果になっても夢に描き続けてきた第1志望だけは受験してください。「中学受験は挑戦したことに意味がある」とかいうセリフを私は好きではありませんが、消極的に行って合格の数だけを重ねても仕方がありません。「この日のためにやってきた」というシーンを経験することは、人生でとても大切な財産になります。結果は別として「入りたい学校」に挑んでこその中学受験です。やる前から「入れる学校」狙いでは、腰が引けていて、その学校にも入れないでしょう。

 一方で親御さんはきちんと善後策を用意しておく必要があります。子どもが第1志望へ果敢に挑戦しつつ、「勝てる学校」の受験を組み込んでください。このことはすでに大半の親御さんが「分かっている」ことで、言わずもがななのですが、まだ奇跡の逆転や強気すぎる姿勢を崩していない親御さんがいたら、老婆心ながら書いておきたいと思います。

受験生は最後まで第1志望を目指せ

★定員に満たなくても不合格 4日以降の合格は至難
2月入試は1日からほぼ1週間、入試が行われます。ピークは1日から3日までで、4日以降は募集定員も合格者数もギュッと絞られる傾向にあり、本来なら合格できる持ち偏差値がありながら、不合格、ということも全く珍しくありません。

 例えば昨年の入試で見てみると、2月4日に第3回の入試を行った巣鴨は、定員40人に対し、399人が受験して合格者は41人と、ほぼ定員ピッタリの合格者しか出しませんでした。倍率にして9.7倍の大激戦です。前年は同じ定員の募集で209人受験し、69人の合格で倍率は3.0倍ということを考えると、その厳しさがよくわかります。

 中には募集人員以上の志願者を集めながら、その通り合格者を出さなかった中学もありました。2月4日、東洋大京北は4回目の入試を行い、募集20人のところへ252人が受験し、合格は15人。倍率にして16.8倍という数字も驚きですが、合格者数が募集以下というのも仰天で

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4日以降の合格は年々至難となっている

早めに入学手続き これが門を狭くしている
 東洋大京北のように、募集より少ない合格者数の裏には、早めに合格を勝ち取って入学手続きをしてしまう家庭が年々増えているからといえます。おそらく本音は「もう定員一杯なので、これ以上は入らない」という状況なのですが、試験日程を公表して、募集をかけてしまったため、中止にするわけにはいかない、といったところでの入試だったのではないでしょうか。

 他にも4日以降の入試は軒並み倍率が10倍前後になる学校が多い傾向です。そうなると、普通にやれば合格する子が、ミス1つ2つで涙、ということになります。最初から4日以降も受験スケジュールに入っていたのなら、気持ちの張りもあると思いますが、仮に1日から3日にかけ、連敗続きでの入試となった場合、“追試”となると精神的にかなりつらくなります。親御さんも悲壮感が漂い、いたたまれない気持ちになるはずです。

合格者の早めの入学手続きが最近は多い

★3日までに進学先候補を確保 4日以降再トライを
 となると、3日までに確実に合格でき、かつ万が一の場合は進学しても子どもが納得できる(親御さんが納得、ではありません)学校の受験を組んでおくべきです。

 すでに1月の埼玉、千葉入試で通える範囲の学校を確保している家庭は落ち着いて2月入試に挑んでより高い目標に向かってほしいと思います。一方で2月一本勝負や1月に残念な結果に終わった場合は、合格する可能性の高い学校を必ず受験するのが得策です。第1志望の学校を軸に、直前も直前ですが日程をもう一度見直してみてください。

 個人的にはあまりお勧めではないのですが、近年は午後入試も充実しています。インターネットでの願書出願が当たり前になり、ギリギリまで受け付けている学校も多いです。この時期に受験プランは容易に変えられないものですが、全滅の悲劇を避けるためにも、3日までに進学先を確保し、4日以降に挑戦した学校があるなら思い切ってトライしてください。1校でも「合格」というお守りはとてもご利益があります。

1つの「合格」が次の挑戦への何よりの活力になる

受験校選択で威力を発揮する持ち偏差値の高さ
 受験直前に行っても仕方のないことですが、5年生以下の親御さんに理解してもらいたいのは、進学先の選択肢を広げるためにこそ、持ち偏差値は高い方が良いのです。偏差値の高い、難関校学へ行くのが目的ではなく、偏差値が高ければ受験候補に挙げられる学校がいくつもあり、さまざまな可能性が広がります。

 偏差値が高ければ受験校の組み合わせもバラエティーに富み、自分の将来やりたいことを目指せる環境が整っていたり、入りたい部活があったりなどで決めることもできます。成績が伴わなければ、選べる学校も減って、限られた範囲でしか考えられず、受験を窮屈なものにしてしまいます。直前で悩み慌てないためにも心に留めておいてほしいことです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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