中学受験「親の言うこと」を聞かないワケ

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つい口に出る「勉強しなさい」 
親御さんの説得、褒め方に問題あり 
親子だからこその難しさ
個別、家庭教師が導く「勉強する流れ」
中受で「勉強を専門で見る人」の必要性

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★つい口に出る「勉強しなさい」 
 「勉強しなさい」――。口に出して言うまいと思っていても、家庭で親御さんがつい言葉にしてしまうひと言です。「はーい」と言って渋々でも机に向かう子は良い方で、多くの子は「うるさいなぁ」「分かってるよ。いちいち言わなくてもいいよ」と言い返しては、親御さんの「言うこと」を素直に聞き入れません。 

 本当に子どもたちは勉強をしたくないのでしょうか。中学受験に対して向き合う気持ちなんてさらさらないのでしょうか。子どもが中学受験に前向きになるにはアプローチの仕方があります。 

★親御さんの説得、褒め方に問題あり 
 子どもが親御さんの「言うこと」を聞かない理由について、偏差値30~40台の 算数が苦手な受験生へ個別トレーニングサービスを提供 する「RISU偏差値リカバリー」の割ヶ谷(わりがや)啓太塾長は主に2つの問題点を挙げています。 

 1つは「親御さんの説得、褒め方の技術」という問題です。子どもになぜ勉強するのかを説明する場合、親御さんは「目の前のことをやらせなければならない、という短期的な視点でしか説得していない場合が多い」としたうえで、割ヶ谷 塾長は「この勉強をすることでどんな成果につながるか、ということを論理的に説得していないため、子どもの信頼感を失っています」と子どもが「言うことを聞かない」構造を分析しています。納得する説明を抜きにして、ただ「勉強しろ」では子どもは言うことを聞かないのは当然なのです。 

 褒め方にしても「タイミングがずれてしまっている」と指摘。「お子さんは成果を出したときにどう褒められたかによって、その満足度が大きく変わります。この満足感が長期的な勉強へのモチベーションにも関わってきます。おうちの方が効果的に褒めてあげられないと、勉強へのモチベーションは上がらず、言うことを聞かなくなってしまいます」。 

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★親子だからこその難しさ 
 もう1つは「親子の関係性から生じる問題」です。「親子である、という関係から、おうちの方はつい、お子さんに対して強い口調で指示をしてしまいます。その強い口調に反抗したり、頑張っても何も褒めてくれない、と投げやりになってしまいます」(割ケ谷塾長)。 

 親御さんが子どもへ指示を出す際にも家事など別のことをやりながら、ということも多いと思いますが、決して良いとは言えず「自分のことをちゃんと見てくれていない、と子どもが思ってしまうのです」と、子どもの心理を説明します。 

 親御さんも子どもだけを見ていられる環境にある人は少数派です。その辺の「事情」まで分かるには、大半の小学生にとってはまだ難しいでしょう。逆に親だからこそ甘えたいというのが子どもの心の奥底にはあって、この気持ちが思うようにならないと、親の勉強の指示に従わない「反抗」という形で現れます。 

★個別、家庭教師が導く「勉強する流れ」 
 これが個別指導や家庭教師に委ねた場合、どうなるでしょうか。プロの先生は「子どもが満足する褒め方で、効果的なタイミングで褒めてくれます。(なぜ勉強するのかという)子どもへの説得も効果的で、感情を害さない形でできます」と、割ケ谷塾長は親御さんとの「違い」を説きます。 

 自分を見ていてくれて、分かってくれる人」という信頼感が生まれれば、子どもは素直になります。こうして勉強をすることに納得し、満足感を持つことができて自ら勉強に向かうようになるのです。 親子関係にない「先生」の効果は、単に勉強を教えてもらうということだけにとどまらず、勉強する流れを生み出し、中学受験の学習が「回り出す」好循環へと導きます。 

★中受で「勉強を専門で見る人」の必要性 
 さらに「家庭教師や個別の先生は家族関係にありませんので、子どもが甘えられる関係にないということも重要」と、割ケ谷塾長は 距離感の効用を指摘します。 

 勉強だけを専門で見るという関係だからこそ「逆に一人一人の勉強にしっかりと向き合うことができます。そのような環境は、子どもが自分のために教えてくれているという感覚を持ちやすく、その説得を受け入れる気持ちがつくられます」。 

 付かず離れずの伴走。親御さんは頭でわかっていても、いざ自分の子どもを前にすると冷静になれないものです。家庭での勉強に行き詰まったら、視点を変えて家族関係ではない、「勉強だけを専門で見る人」の力を借りるのも中学受験をスムーズに運ぶうえでは必要な選択かもしれません。 

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