過去問 こう使って“合格力”を上げる

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志望校以外の最新問題の効用
・最新の入試問題を手に入れる

入試問題にも「トレンド」あり
国語が本番で的中しやすいワケ
・最新問題 塾のテキストで差

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志望校以外の最新問題の効用

 過去問はさまざまな使い方ができます。多くの人が志望校対策として、受験校のものを重点的に取り組みますが、受験しない学校でも解いておいて損はない良問が多数あります

 特に昨年や一昨年の「最新」の部類に入る問題は、できれば少しでも触れておきたいところです。各中学校で問題を作成している先生は、他校の過去問にも目を通しています。参考にする可能性は十分あります。入試問題にも「トレンド」があり、その流れは毎年少しずつ変わりますが、大きな流れはしばらく続いたりします。トレンドを知っていると、自宅で終盤に取り組む課題、問題の種類も絞れてきます。

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最新の入試問題を手に入れる

 昨年の問題に触れるには四谷大塚の「過去問データベース」が一番手っ取り早いです。ただ、欠けている科目があったり、解答のみというケースもあるので注意してください。

 解説がほしい場合は赤本の購入となります。最新版は正規の価格で2000円以上払って購入しなければならないと思いますが、昨年発行のものだとオークションやブックオフなどで安く買えます。特にブックオフだと500円以内で買えるものも多いです。

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入試問題にも「トレンド」あり

 繰り返しますが、入試問題にも「トレンド」があります。学校同士で申し合わせをしたわけでもないのに、その年によって不思議と流行りがあります。

最近では国語の文章題でも「AI」や「環境問題」が、かつての「文化論」などの分野に取って代わってよく出題されるテーマです。物語文ではかつて重松清の作品が頻出でしたが、最近は原田マハや森絵都が人気です。

 理科では近頃の異常気象を意識して「気象」の問題が、社会に至っては時事問題を出す学校が多く、短期間で目まぐるしく問われる内容は違ってきます。歴史でもその年のNHK大河ドラマの主人公にまつわる問題が出題したり、「●●から100年」とかの「周年問題」もよく出ます。

 世の中の動きとはそれほど関係ない算数でも、その年によって「立体図形の問題が多かった」などという年があります。

国語が本番で的中しやすいワケ

 同じ中学で前年の問題がもう一度今年出題されるケースはほとんどありません(まれに類題や漢字で同じ問題がでることもありますが…)が、他中学でよく似た問題が出る可能性はあります

 国語の問題文は「どこかで見た問題」というのが、頻発します。国語の素材文は別に入試問題のために書かれているわけではないので、1冊の書籍から入試問題をつくろうとしたら、出題できる場所は限られてきます。なので「目利きの先生」が問題を作成すると、同じ箇所(文章の多少の前後はありますが)を選ぶことになります。塾のテキストや模試の問題が、実際の入試で“的中”しやすい理由がここにあります。

最新問題 塾のテキストで差

 塾の演習でもさまざまな良問にあたると思いますが、ここ1,2年に出題された最新の問題に取り組めるケースは意外と少ないと思います。塾のテキストが冊子タイプだと改訂は数年に一度という場合が多く、最新の問題をふんだんに取り入れることは難しいからです。

 大手進学塾でいうとサピックス、中規模でいうとサピックスの元講師でつくったグノーブルなどは、冊子ではなく毎回の授業ごとにテキストを配布する塾ではテキスト内容の差し替えが比較的容易なので、最新問題に取り組める可能性は高くなります。塾のテキストのタイプで差が生まれることもあり得るのです。

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