「二月の勝者」にみる「楽しい」受験勉強

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きっかけ一つで中受は“爆勝”!
退塾寸前の子「火が付いた」ワケ
・ 中受で最強なのは「素直な子」
・ 「勉強って楽しい!」となる起爆剤
・ 勉強の苦しさ教えていないか?

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きっかけ一つで中受は“爆勝”!

 日本テレビ系ドラマ「二月の勝者―絶対合格の教室―」の第2話の放送が23日にありました。今回も「母親の狂気」ぶりが垣間見えましたが、主役は授業に身が入らず、外の「風景」ばかり見ている男子。進学塾「桜花ゼミナール」6年生の最下位クラス「R」クラスでも下から数えた方が早い成績(算数の小テストは0点)のおとなしい生徒です。

 その母親曰く「中学受験に向いていない」生徒が、きっかけ一つで前向きになります。ドラマではありますが、「きっかけ一つ」で中学受験に果敢に挑戦できるようになる子は実はかなりいます。大人から見れば「そんなことで」と思いますが、「そんなことで」受験は“爆勝”という結果になります。

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退塾寸前の子「火が付いた」ワケ

 勉強に身が入らず、中学受験から撤退しようとしている加藤匠くんは、筋金入りの「鉄ちゃん」(鉄道好き)。退塾寸前の彼が一転して受験勉強に一歩踏み込むようになったのは、「部活動」と「通学電車」。室長の黒木蔵人(柳楽優弥)の「仕掛け」に「ハマった」のでした。こういった誘導は塾ではないかもしれませんが、そこはドラマ。こういう仕掛けをするのは実は親御さんの役目です。子どもが乗ってきそうな「アイテム」を活かせたい学校の中からチョイスして、日常の話題にします。

 「将来のため」とか「東大に入るため」なんて理由を並べても大半の子どもには全く響きません。「あの中学校の鉄道研究部は鉄道模型コンテストで優勝したんだってよ」「●中のチアダンス部、また全国大会に出場したんだ」「今度甲子園に出る●高校、レギュラーの半分が一貫校の中学からのレギュラーって、知ってた?」そんな「情報」を伝えて、関心を向けさせ、文化祭やオープンスクールなど(コロナ禍でこの2年は厳しかったですが)に誘う、こういうアプローチの方が子どもは断然「乗り」ます。

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中受で最強なのは「素直な子」

 中学受験は「精神的に大人の子が強い」といわれます。確かにその通りで、今やるべきことに集中して着実に勉強を進めていけるのは素晴らしい素質です。しかし、それ以上の「最強」なのは「素直な子」です。「純粋な子」とも言い換えられます。

 「素直な子」「純粋な子」は、「●中学に入って●部に入りたい!」「●中で文化祭に参加したい」その一途な思いだけで頑張れるのです。もちろんゲームをやりたい、YouTubeを見たい、という他の子とや同じ気持ちも抱きますが、それ以上に目指すべき山頂に翻る旗に向かって、駆け上っていける「素直な子」が中学受験では一番強いのです。

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「勉強って楽しい!」となる起爆剤

 ただ、「素直」「純粋」な気持ちを支えるものがないと、さすがに気持ちだけでは中学受験は乗り切れません。その思いを後押ししてくれるのが「楽しい勉強」です。

 成績アップには苦手科目の克服、と考えがちですが、分からないことや苦手なことばかりをやるのは大人だって苦痛です。ましてや子どもは、です。できないことを指摘する前に、できることを糸口にして、「できない」を「できる」に転換して「勉強って楽しい!」と実感させるのが、「素直な子」のモチベーション維持には欠かせません。

 ドラマで偏差値40の加藤くんが社会の地理の正答率が8割を超え、算数では苦手な子も少なくない「速さ」や「旅人算」が正解しているという「強み」を黒木は指摘します。得意科目がある子はもちろん、勉強以外に好きなこと、夢中になれるものがある子は勉強のどこかに通じるものかあります。偏差値、点数にばかり目が行きがちですが、親だからこそ見つけられる「強み」は、受験の様相を一変する「起爆剤」になる可能性を秘めています。

勉強の苦しさ教えていないか?

 第2話の終わりに佐倉先生が言いました。「加藤君がどこでつまずいているのか、できないところはどこなのか、そればっかり見ていました。でも本当はできないところじゃなくて、あの子ができることが何かを見てあげなきゃいけなかったんですよね。黒木先生に言われちゃいました。勉強の苦しさばかり教えてないかって…」。

 黒木が言っていた「Rクラスは楽しく勉強させる」の「楽しく」は、できないことを克服させる前に、何ができて何が武器になるかを見抜き、そこを評価して「勉強って、楽しい」と思ってもらうところから、少しずつ次の「できる」を積み重ねていくという意味だと思います。今、成績が伸び悩んで苦しんでいる生徒の親御さんに、この言葉が「きっかけ」になることを祈るばかりです。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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