中学受験 2月4日以降と繰り上げ合格

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・4日以降は壮絶な入学枠争い
難関校・上位校を中心に超が付く“狭き門”
悲壮感漂う終盤の試験会場
「繰り上げ合格」はこうやって知らされる
大切な2月11日後も繰り上げ合格あり
・「いまさら」の繰り上げ合格、その後

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★4日以降は壮絶な入学枠争い
首都圏の中学入試は2月3日の試験、合格発表でヤマ場を越えます。もちろん4日以降も入試は続くのですが、以後の戦いは残り少なくなった入学枠をめぐっての壮絶な戦いになります。

 中には3日までに希望した進学先の合格を確保し、もう1つ上の希望校に挑戦、というケースもありますが、多くは“後がない”戦いとして子どもたちが試験に臨みます。

4日以降は“後がない”戦いが続く

★難関校・上位校を中心に超が付く“狭き門”
 入試は回が進むにつれて、合格人数が絞られる傾向にあります。4日以降の入試、特に難関・上位校ではそれが顕著です。

 例えば5日の本郷中学の第3回入試は、定員40人の枠に473人が受験(志願者は591人)し、合格は50人、倍率は9.5倍でした。1日の第1回入試は2.7倍、2日の第回では2.0倍だったことと比較すれば、超が付く“狭き門”は想像できると思います。

 男子校だけでなく、女子校や共学でも状況は同じで、5日に行われる洗足学園中学の3回目の入試は6.0倍(1日の1回目、2日の2回目はそれぞれ3.7倍、3.8倍)、渋谷教育学園渋谷の3回目入試も5日な行われ、6.4倍(同3.1倍、2.6倍)。偏差値表の合格80%ラインが、その学校の複数回の入試の中で一番高くなるのもうなずけます。

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倍率急上昇で狭き門

悲壮感漂う終盤の試験会場
 4、5日、それ以降の試験会場は、語弊があるかもしれませんが悲壮感が漂っています。中学校の試験会場入り口で子どもを送り出すお母さんは我が子を抱きしめて涙ぐんでいたり、父親と固い握手を交わしてしばらく動かない親子もいます。

 保護者控室ではみなさん静かに座っていますが、何を思うのか放心状態の表情の母親がいたり、外に出て「どうするのよ!ここダメだったら行くところが…」と切羽詰まった声で携帯越しに会話をしている親御さんもいます。当事者にしか分からない「中学受験のいちばん長い日」です。

考え込む親御さんの姿も…

「繰り上げ合格」はこうやって知らされる
 もう1つ、悲喜こもごもの様相を見せるのが「繰り上げ合格」です。学校側から指定しておいた番号に電話連絡がくれば、ちょっと時間はかかりましたが「合格」です。学校によっては合格発表の際、同時に「補欠合格」を発表。それに順番が付いていて、入学辞退者の数に応じて順次合格扱いになるというパターンもあります。

 複数回入試を行う学校は、その中で入学定員を確保できるよう合格者数の調整が行われ、それほど繰り上げはないようですが、入試回数が1回しかない学校は、定員以上に合格者を出しても定員に満たない場合もあり、入学金の手続き締め切り後から入試の点数の高い順に繰り上げ合格の連絡を始めます。

 入学金納入期限当日から2日以内くらいが連絡のくる「目安」でしょうか。「留守電や電話に出ないと飛ばされる」という噂も広まっていますが、基本的に「連絡がつながるまでかける」というスタンスの学校が大半です。

繰り上げ合格は突然に…

大切な2月11日後も繰り上げ合格あり
 多くの中学校は「建国記念日」の2月11日に「招集日」といわれる入学予定者の説明会を行います。ここで入学式やその後の案内とともに、制服の採寸、学校指定学用品の購入などが行われます。入学金を支払っていても、この招集日に特別な理由がない限り出席しないと、合格が取り消されます。入学辞退者扱いです。

 ここで定員に欠員が生じた場合、学校側はさらなる繰り上げ合格者を出します。諦めて気持ちを切り替えて違う学校へ進学するつもりで招集日に参加していたら、終了後に親御さんの携帯電話に「繰り上げ合格です」と連絡が入る、というケースは珍しくありません。

制服の採寸、注文を終えた直後に…

「いまさら」の繰り上げ合格、その後
 この連絡、嬉しい半面、「いまさら」という気持ちも沸き起こります。招集日までに入学金や学校によっては設備費なども支払い、ついさっき制服まで注文してしまった、という状態になっているからです。

 家族会議の末の結論はさまざま。「もういいよ」という子どものひと言であこがれていた学校ではなく、正規合格をくれた学校へ進学する子、「やっぱり行きたい」という子どもの懇願に負けて、大金を進学予定だった学校に“寄付”し、大金を工面して繰り上げ合格の学校へ入学したり…。

 中学受験そのものにもそれぞれ家族のドラマがありますが、最後の最後まで運命のいたずらに翻弄される家族も受験では存在します。(受験デザイナー・池ノ内潤)

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