どうにかなるのか、偏差値10、20台の夏

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・6年夏で偏差値10,20台なら… 
・多くを望まず、絞り込む 
・「プレゼン」と「復習」をルーティーンに 
・入塾半年程度ならこの夏が正念場 
・把握すべきは「関心」と「勉強体力」 

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6年夏で偏差値10,20台なら… 
 偏差値30台、40台の生徒は、ある程度の時間と手順を間違えなければ必ず数値は上がります。上がるために一番大切なのは、本人の「どうしてもできるようになりたい」という意志の強さ(どうしても、というのが肝)。これに親御さんの適切なアシストが加わると、最短で半年、1年近くあれば「倍増」もあり得ます。 

 しかし、偏差値10台、20台の場合は「ケースバイケース」です。なにも勉強していない「空っぽ」からの状態と通塾歴●年、万年偏差値20台とでは全く話が違ってきます。前者は偏差値30、40台の子と同じ手順で成果が期待できますが、後者の状態が6年夏なら、入試までに「できるものを1つでも2つでも増やしていく」というレベルの勉強にならざるを得ません。ここでも大切なのは気持ち。この期に及んでまだ「気がつかない」「逃げている」とすれば…書かなくても分かると思います。
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多くを望まず、絞り込む 
 偏差値10、20台のレベルは、全くといっていいほど「勉強に興味がない」ことを意味します。おそらく100点満点のテストで得点は1ケタかせいぜい10点くらい。記号問題を適当に選び、4分の1の確率で「当たった」というレベル。分かっていて書いているのではないと思います。 

 こうなると基礎からとか、言っている状況ではありません。相応の志望校、受験校の過去問を見ながら「できるもの」「ちょっと頑張ればできそうなもの」をピックアップし、そのの類題の演習を重ねます。この偏差値帯だと国算の2科目受験が大半です。国語は漢字と慣用句、ことわざや短い素材文の読解、算数なら計算問題とパターンで解ける一行問題、初歩の図形問題あたりに絞り込みます。算数はバターンの「暗記」もOKです。 

 集団塾ではなく、個別や家庭教師の先生にお願いするレベルです。親御さんが見てあげられるのならばそれも「あり」です。正直、多くを望めないレベルなので受験校の過去問の傾向に沿った勉強のみを、集中力の持つ範囲内で頑張ります。できないことに怒っても逆効果なので、おだてながら楽しく。「こうなる前に」と言いたいことはたくさあるのですが、言っても始まらないので前を向きましょう。 

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「プレゼン」と「復習」をルーティーンに 
 3年生、4年生でこの夏から中学受験参戦、あるいはまだスタート間もない状態で何も中学受験の勉強をしていないのなら、1回ずつの授業を大切にします。楽しみながらも授業に集中し、授業から必ず「お土産(新しく学んだもの)」を持ち帰り、「お土産」の復習を十分にします。宿題は「何ができて、何ができないのかを見極める」ため。「積み残しをしない」ことが好成績に結びつくので、できなかったところは早い段階で質問をしてクリアにします。 

 帰宅したら、親御さんは子どもから「きょう塾で何をやったか」を雑談でいいのでプレゼンしてもらいます。学んだことを即口に出して反すうすることは効果大です。中学受験はスタートで半分きまります。ここできちんと「勉強習慣」を付けた子は、いい結果に結びつきやすいです。途中で崩れかかっても、基礎ができていれば、多少のメインテナンスで修正できます。 

 5年生までは「復習」と「分からないことの積み残しをしない」。この2点をルーティーンにすることだけに専念してください。ここで基礎がしっかりすると。6年生は演習を積み重ねて「逃げ切る」だけです。受験は終盤の「追い上げ」というイメージが強いのですが、必勝法は「先行逃げ切り」です。前半2年で復習中心の基礎固めをし、最後の1年で演習を繰り返して実力を着実に上げていきます。 

入塾半年程度ならこの夏が正念場 
 入塾から半年くらい経っている場合でもまだ間に合います。上に書いた通り、もう一度気持ちを入れ替えて、夏期講習から緊張感を持って授業に臨んでください。授業は出席しただけでは意味がなく、「何をお土産に持って帰るか」に尽きます。これを帰宅してから、披露(親御さんに何を勉強してきたかのプレゼン)し、その後お土産を使います(復習します)。 

 加えて、成績が入塾当初と変わらないのなら、もう一度最初に戻って復習をきっちりしてみてください。どこかで「つまずき」が見つかるか、もしかしたら入塾以前の段階で転んでいるかもしれません。傷は浅いうちなら大丈夫。ただ、1年以上も積み残しがあると挽回はかなり厳しい(中学受験専門で、デキる家庭教師のフォローがあってようやくどうか、という感じ)ので、この夏休みは正念場です。 

把握すべきは「関心」と「勉強体力」 
 親御さんが見極めなければならないのは、子どもの勉強に対する「関心」と「勉強体力」です。関心のない子に無理やりやらせても伸びは期待できません。「待つ」のも一つの方法ですが、それでは中学生まで火は付かないでしょう。中学での部活動、文化祭、学校行事、制服、将来なりたい職業、新しい友達…子どもによって関心の「着火点」はそれぞれですが、何でも構わないので、子どもが「別にない」という状態なら、親御さんは一緒に見つける「旅」に出てみましょう。 

 「勉強体力」は集中して勉強ができる時間です。1回何分程度続けられるのか、5~10分程度の休憩や科目をチェンジするなど目先を変えればどれくらい勉強時間が伸ばせるかなどを把握します。適量を確実にやり続けることで、学習レベルを上げ、成績を上げ「勉強は楽しい」という状態をつくります。この状態がもう少し長い時間できるようになる「勉強体力」アップの根本になります。 

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