中学受験 大切な「第1志望群」という考え方
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・志望校に序列をつけない受験
・親の思いが重圧になる
・学校研究がものを言う時
・「ぶっつけ」は絶対NG
志望校に序列をつけない受験
「ストライクゾーン」を広げる――中学受験の志望校選びをこの視点で進めると、受験生親子の気持ちに余裕が生まれます。
本命・次点・すべり止めと受験校を序列化せず、合格したら喜んで進学する「第1志望群」の学校を複数選ぶ発想です。
具体的には「ここなら6年間過ごしたい」という中高一貫校を3~5校を選びます。
偏差値や校名のブランドなどは重要視せず(もちろんある程度成績との相談にはなりますが)、「ストライクゾーン」は幅広くとります。
複数の進学候補校があれば、1つの入試で「追い込まれる」心理状態を回避できる可能性が高くなるからです。
理想を言えば、東京や神奈川の受験生に「前受け」と位置づける学校も「入学の可能性あり」という気持ちで受験します。
「毎回第1志望」の受験。
どの学校も緊張感をもって挑みますが、「ここがダメだとおしまい」というプレッシャーに押しつぶされない受験にします。
親の思いが重圧になる
もちろん「熱望校」の存在は必要です。
第1志望群を形成する学校の中でも行きたい順番ができるのは自然なことです。
子ども自身が「なにがなんでもココ」と、自分の意志で合格への執念を燃やして頑張るのなら親御さんは全力でサポートしてあげてください。
一方で親御さんの思いが先走っていると感じる場合は、一度立ち止まる必要があります。
「何としてもこの学校に」「最悪でもあそこには行きたい」「この学校までしか考えられない」
こうした線引きは、言葉にするのはもちろん、口に出さなくてものその雰囲気が子どもに伝わります。
親の期待に応えたい。大人が思っている以上に子どもの思いは強いです。この線引きは、子どもにとってかなりの重圧になります。
親が学校を選ぶ自由を狭めると、子どもは失敗を怖がることにつながります。
熱望校は大切です。ただそこの合格だけが唯一の正解ではない、と考えられる余裕が、入試本番で持っている力を発揮するためのポイントになります。
学校研究がものを言う時
親御さんが狭い視野で受験校を選定せず、候補校の「いいところ」を積極的に評価、それを子どもとの話題にすることで、第1志望群は形成されていきます。
第1志望群選びでものを言うのは、積み重ねてきた学校研究です。
早くから幅広く説明会に足を運び、公開イベント参加、しかも複数回それを重ねてきた親御さんと偏差値や知名度を中心に選ぶ家庭との差は一番大切な局面で大きな差が出ます。
中学受験が「親子の受験」とされるのは、最終盤でまさにこの第1志望群選びがあるからといっても過言ではありません。子どもが4、5年生の親御さんはここが肝です。
子どもの志望校への熱い想いと親の学校を見る「目利き」。この2つが最大のテーマ「その子基準」の中学受験につながります。
中学受験は3年間勉強だけ一生懸命やっていればよい、のではありません。人生の背骨を形成する6年間の場所選びは、勉強と共に同時進行しなければならない親子の重要事項です。

「ぶっつけ」は絶対NG
志望校群の中でも本人の実力からして、合格の可能性が高い学校が含まれると思われます。その位置づけの学校の過去問演習はどうしても後回しになりがちです。
そこは仕方がないのですが、どんなに自信があっても1回も過去問に触れずに「ぶっつけ本番」で受験するのだけは避けたいところです。
どのレベルであっても、入試問題は各校の先生が練りに練って出題するものです。そこをは軽く考えると簡単に足をすくわれます。「まさかの不合格」の大きな理由の1つがこれです。
親御さんが時間をやりくりして過去問演習、出題傾向の確認のスケジュールを組むのも大切な「伴走」の1つです。
「勝てる戦いこそ確実に、しっかり仕留める」。
このスタイルを貫ける受験生家庭は「まさかの不合格」のリスクが極めて低いと言えます。
別の言い方をすれば「ここ一番で結果を出す確率が高い」ということです。
難易度ではなく「一戦必勝」の姿勢が、第1志望群の中でも一番行きたい熱望校合格へとつながります。
第1志望群、1つ1つの入試を大切にすることが、子どもにとって最高の受験への道になります。
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