中学受験 入試説明会は「参加した後」が勝負

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◆中学受験の窓口 今日のメニュー
・参加必須 学校説明会とは違う
・情報の有効活用2つのポイント
・入試体験会優先も「あり」
・「ヤマ張り」は危険

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参加必須 学校説明会とは違う

11月、12月になると、各校で「入試説明会」が開かれます。

学校説明会が「どんな学校で、6年間で何を目指すのか」を総合的に伝えるのに対し、入試説明会は出題傾向や出題内容の予告、合格点に近づくためのヒントなどを受験生家庭に伝えます。

学校側による、いわば「合格へのアシスト」です。

難関校から一般校まで開催されていますが、情報の「濃さ」は千差万別。どこまで教えてくれるかは、参加してみなければ分かりません。

「国語は読解問題2題」「理科は4分野から各1題」といった大まかな説明にとどまる学校もあれば、「国語の素材文は近現代の著名作家」「算数の一行問題は割合、つるかめ算、ニュートン算」「社会は近代日本の戦争史」など、具体的な分野にまで踏み込む学校もあります。

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受験を考えている学校なら「前受け」の学校でも参加は必須と考えてください。

日程を調整して、積極的に足を運びたいところ。頑張っている子どものために情報を集める。これも親御さんの大切な伴走です。

情報の有効活用2つのポイント

入試説明会への参加には熱心でも、得た情報を十分に活用している家庭はそれほど多くありません。

まず、配布資料は必ず保管し、学校側が強調した発言や気になった点はメモに残します。口頭で説明された中に「肝」の発言が…ということも多々あります。

そのうえで、情報を得点につなげるポイントは2つあります。

1つは、説明会で聞いた内容に「?」が浮かんだら、終了後に学校の先生へ質問することです。

「こんなことを聞いたら笑われるかも」と遠慮する必要はありません。

出題形式や解答の書き方、説明した内容の意味など、疑問を「まっ、いいか」で済ませるのはもったいないです。

「一歩踏み込む」ことで、さらに具体的な話や思わぬ「おまけ情報」を聞ける場合もあります。

もう一つは、資料やメモを塾の先生と共有、相談し、聞いた内容を自分だけで解釈しないことです。

例えば「資料を読み取る問題を重視する」と説明されたら、過去問ではどんな形で出題されているのか、どういう出題が考えられるか、そのうえでわが子はどのようにしたら良いのかを尋ねます。

塾の先生の専門的な見解を聞けば、残りの期間で何を意識して学習すべきかなど、具体的な方針も見えてきます。

説明会の情報は、聞いただけでは得点につながりません。

記録し、質問し、専門家の見解を聞き、家庭学習へ落とし込んでこそ、今の実力にプラスアルファの得点となります。

貴重な時間を使って得た情報を、しっかり咀嚼して子どもをアシストします。

入試体験会優先も「あり」

学校によっては、受験生本人を対象に「入試体験会」を同時開催します。

中堅校や一般校で見られる企画ですが、できるだけ本人の参加を勧めています。

土日や祝日の開催が多く、塾の講習や特訓授業と重なることもあるでしょう。

それでも、塾を休んで参加する価値はかなりあります。

普段とは違う環境、知らない顔ぶれ、模試とも違う緊張感で実際の入試を意識した問題、あるいは前年の入試問題に挑戦します。

1、2月の本番前に、こうした「疑似本番」を経験できるのは貴重です。

これまで見てきた子の中にも、入試が近づいている実感がなかったのに、体験会をきっかけにスイッチが入ったケースがありました。

「自分は本当にこの学校を受験するんだ」

そう感じた瞬間、受験が親や塾から「やらされるもの」ではなく、本人の「自分ごと」へと変わります。

体験会で何点取れたか以上に、この意識の変化は見逃せません。

「ヤマ張り」は危険

入試説明会の内容を学習に反映させることは大切です。

しかし、そこに「ヤマを張る」のは危険です。

例えば、社会で「日本が関係した戦争」を扱うと説明されたとします。

実際の問題文は戦争を題材にしていても、設問では当時の世界情勢や国内産業の変化、統計資料の読み取りが問われるかもしれません。

「出題される題材」と「具体的な設問」は必ずしも同じではありません。

だからこそ、説明会の情報だけで判断せず、過去問を通じて学校の出題傾向や問い方を分析する必要があります。

さらに大切なのは、4年生から積み重ねてきた基礎・標準レベルの学習をおろそかにしないことです。

説明会で言及された分野ばかりを詰め込み、ほかの重要単元に穴を残しては本末転倒。優先順位は意識しつつも、情報に振り回されないことが大切です。

志望校対策は、基礎・標準問題を確実に得点できる力があってこそ生きてきます。

入試説明会は合格へのヒントをくれます。

しかし、そのヒントを合格点へと変えるのは、入試説明会の後の学習です。

きっちり「詰め」るか、甘いままか…「まさかの不合格」、「逆転合格」のここが分かれ目になります。

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